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「お…おい、サンジ！」
「････ああ。」
ミス・オールサンデーを挟んで武器を構えるウソップの問いかけに小さく頷く。
「コイツがAちゃんの言っていた敵なんだろう…」
そう口を開いたサンジの言葉にロビンはわずかに目を細めた。
「そういう物騒なモノ、私に向けないでくれる？」
バシッ
「な？！」
「「うおっ？！」
「まさか････」
ゾロが見据える先でナミの武器が弾かれウソップとサンジが宙に投げ出される。
「悪魔の････」
ビビの血相がさぁっと青く染まって行った。
どったぁああん！！
ガチャッ。
「！」
「死角ならいけるんじゃない？」
サンジとウソップが落ちた矢先に向いた銃口にミス・オールサンデーは目を見開く。その距離は
「ZERO」
バキュゥン！
「････な…！」
ゾロが驚きの声を上げて2人を見据えた。
「て…手が････！」
Aが構える銃から生えた手がわずかに軌道を反らしている。
「･････さすがは…“戦慄の手”と称されることはあるわ。一瞬が命取りね…。」
「…っ‥余裕のくせに！」
ニコリと笑って見下ろすミス・オールサンデーにAもにっと笑い返した。
「おォ――！よく見たら綺麗なお姉さんじゃないかー！！Vv」
「ﾌﾌ…、まぁそう焦らないでよ。私は何の指令も受けてないわ。」
サンジの喜びの声に銃を抑えつけていた手が消える。
「戦う理由もないの。」
びゅん―･･！
「おっ」
と同時にルフィの帽子が飛ばされミス・オールサンデーがそれを掴んだ。
「貴方が噂の麦藁の船長ね――･･。モンキー･Ｄ･ルフィ…。」
見据える碧色の瞳がどこか顧みるように細まる。
「お前――！！帽子返せー！喧嘩売ってんじゃねぇか!!この野郎――！！」
「コラー！俺はお前を敵だと見切ったぞー!!出てけこの野郎――！」
「不運ねェ…。」
ルフィと物陰に隠れたウソップが一緒になって喚くそれを彼女は興味なさげに見下げた。
「バロックワークスに命を狙われる王女を拾った貴方達も。こんな少数海賊に護衛される王女も。でも何よりも不運は･･、貴方達のログポースが示す次の…進路！」
「！」
その言葉に驚いたナミがログを確認した。
「次の島は…」
“リトル・ガーデン”
「･･････小さな――‥庭････」
Aが繰り返したそれにミス・オールサンデーはくすりと笑う。
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natto710(プロフ) - Chaosさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！今後ともよろしくお願いします＼(^^)／ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: ca90458da5 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年11月15日 0時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2018年10月26日 9時
