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「あの野郎やりやがった！」
「撃て！」
「始めからそうすりゃ良かったんだ。」
「なんだ。やっていいのか？」
始まった乱闘にサンジとゾロが加わって、ウソップが逃げ回る。私はというとワポルとのにらみ合いが続くのでとりあえず話しかけてみる。
「うちのシェフが選んだワインが染み込んでるから不味くはないと思うけど？」
「…選別は褒めてやる。だが、これだけでは足らーーん！！」
ガパッ。
大きく口を開けたワポルにうげっと顔が歪んだ。その時
「おいお前！俺たちの仲間を食うな！」
「ルフィ！」
すかさずルフィが割り込んでワポルに突っ込むがバクリと体を食べられてしまった。
「ルフィ！！」
驚嘆の声を上げたウソップの視線の先で、口からはみ出た腕がどんどん伸びていく。
「ぬ、なんて噛みにくい奴だ。」
「吹きとべぇぇ！！」
ドコーン！！
咀嚼する最中、ルフィに突き飛ばされる勢いではるか遠くへ飛んでいくワポルをAはぼんやりと見送る。
「ワポル様ぁ〜」
「己ぇ、覚えてろよ！お前らぁ…！」
それを追って部下達が急ぎ足では飛び乗り退散した。
「あの人は・・・。」
「ん？どうしたビビ。ナミに何かあったか？」
それを部屋からちょうど出てきたビビが呆然と見ていたのをゾロが声を掛けた。
「い、いえ。外から銃声が聞こえたから・・・大丈夫そうね。」
「ビビ、冷たい水もらってきた。部屋で飲も。」
「ええ。A、ありがとう。」
ホッと安心したように微笑むビビにAが笑う。それからドラム缶のような山が並ぶ島が見えて来たのは数時間後のことだった。
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natto710(プロフ) - Chaosさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！今後ともよろしくお願いします＼(^^)／ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: ca90458da5 (このIDを非表示/違反報告)
Chaos(プロフ) - 更新楽しみにしてます。 (2019年11月15日 0時) (レス) id: c7227097e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2018年10月26日 9時
