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「さぁ皆！固まって走り抜けるの！こっちよ！急いで！」
わぁああ！！
かごめが村人たちを先導して走り出すのに私はさっと取り出した式神の護符を飛ばした。
「お前達･･！生贄を逃すなァ･･！！」
ﾆｬｧー！！
すかさず冬嵐の命令で猫たちが行く手を阻むとかごめの前を一匹のトンボが横切って猫の身体に触れた。
ボォ･･！
「ニャァ！？」
「え！？何このトンボ！？」
次々と猫たちが燃えていくのにかごめが声を上げると怯える村人たちの前にAが口を開いた。
「私の式神が貴方達を守ってくれる。早く逃げなさい。」
「へ･･へい…。」
Aの声に村人が戸惑いながらもかごめと一緒に走り出した。鋼牙率いる妖狼族が付いてるからまぁ大丈夫だろう。
どぉおん！
「親方様…！」
土埃に気付いて振り返ると鉄砕牙に叩かれた猫が地面に伏した。
「我に…血を、肉を…、魂を…」
「小癪な…！「やめときな、狼野干。斬られるよ。」しかし…」
殺生丸が静かに見据えていることに気付いて狼野干は慌てて口を閉ざした。まぁ、あの殺気だとね。
ドン…！！
ウァアアア…！！
「あらら…。」
殺生丸が振るった闘鬼神で豹猫たちと吹っ飛んでいった犬夜叉が瓦礫に埋まった。
「な…な･･な･･！くっそぉ…‼‼テメぇ！何しやがる！？」
「寝ていろ、犬夜叉。こやつらは私の獲物だ。」
相変わらず仲がいいのか悪いのか、溜息を吐いて見ていると闘鬼神を下げた殺生丸が私を見据える。いつもより少し憤怒が籠ったその瞳は一体何を意味するのか分からない。ただ
「ハッ、そうは行かねぇよ…。テメェこそ引っ込んでろ！」
「諄い…！！！！！」
ビリビリビリィ…！！！！
呼応するように脈打つソハヤノツルキにAは密かに眉をしかめていた。
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ゆうみん - 犬夜叉もなぜ、彼女ちゃんが気になる。もしかして好きなのかな、次回楽しみです (2022年1月9日 10時) (
レス) @page32 id: ef5d083eda (このIDを非表示/違反報告)
natto710(プロフ) - pa_m_083さん» ありがとうございます！ほんのちょっと更新しました！もし良ければお読み下さい！ (2021年8月24日 8時) (レス) id: 10dd1f82d2 (このIDを非表示/違反報告)
natto710(プロフ) - むつきさん» 遅くなってすみません(；▽；) (2021年8月24日 8時) (レス) id: 10dd1f82d2 (このIDを非表示/違反報告)
pa_m_083(プロフ) - とっても面白かったです。更新待ってます (2021年7月12日 0時) (レス) id: b7f8e21940 (このIDを非表示/違反報告)
natto710(プロフ) - 瑠李さん» すみません！書いて消したりしてたので、29話が30話になってました(;_;) ご指摘ありがとうございます！ (2021年5月3日 12時) (レス) id: 0b5fbc3faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natto710 | 作成日時：2020年5月30日 18時
