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その後持ち物じゃんけんで詐欺鳥に会ったり、追っかけ追っかけられたりして
「ラクダだ。」
バフッ。
なんとかクンフージュゴンに渡さなかった分の食料をずっと確保していた私はその功績を褒められてマツゲへの乗馬が許された。
「うわ‥、ラクダ見るの初めてだ･･。」マツゲ長っ。
「『俺が初めてのラクダなんて光栄だ。どこまでも走ってやるぜ、お嬢さん。』って言ってる。」
「(どや顔だな…;)」
ナミの後ろに腰を下ろす。正直いまこの砂漠を歩かなくていいというのはとても助かった。足は重いし、冬島に比べると体力の消耗が半端ない。
「これで少しは早くユバへ着けそう？」眠たげ
「そうね。アンタも相当疲れてそうだし先を急ぎましょ。それ行け、マツゲ！！」
カパラッカパラッ･･
「zz....」
「「「「「「ちょっと待て────────ッ！！！」」」」」
乗ってすぐさま走り出したラクダの揺れで眠り心地なAはみんなの心からの叫びに気付かなかった。
「A、寝そうね。」
「…ん？･･大丈ぶ･･」
ちなみにビビが私の後ろに乗っていて、慣れているかのように私を支えてくれた。
「ほらみんな、急いで！はぐれたらアンタら生きて砂漠を出られないわよ？」
そう言っている間も容赦なく走っていくマツゲに一味は大きくため息を吐いた。そして
ぶるっ‥
「！」
「やっと起きた…。アンタ、相当疲れてたのね。」
急な温度差に体が飛び跳ねて瞬いた瞬間にはもう夕方だった。
「いつの間にか夜………;」
ひんやりとする砂漠の寒さに思わず肩が震えた。
「しかしなんだ、この昼と夜の温度差は…」
「…砂漠の夜は氷点下まで下がるから…」
「ニッキシ…！！氷点下ァ！！？」
ゾロとビビの会話にローブを摩っていたルフィが驚きの声を上げる。
「…あれ、」
それを横目に見たとき、チカッと見えた明かりにAは目を細めた。
「明かりが見える！？」
「ついたのか、ユバに…！」
「砂が舞っててよくわかんねェや…！」
ビビの声にウソップとルフィが明かりを凝視するが見え隠れする光にAは怪訝な顔をした。
「(風が………)」
ォオオオ…
「町の様子がおかしい！！！」
その日、唸る風とともに舞い上がる砂は夜空の星をかき消していった。
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natto710(プロフ) - みどらさん» コメントありがとうございます(；＿；) 自己満足でやってたので、コメント入っててめちゃくちゃ嬉しいです！！楽しんで頂けるようまた書きますね！よろしくお願いします(*^_^*) (2021年3月19日 15時) (
レス) id: b37436ae39 (このIDを非表示/違反報告)
みどら(プロフ) - トリップもの好きじゃなかったのにこの作品見て好きになりました！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年4月22日 7時) (レス) id: 7ef3438ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2019年11月18日 21時
