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アルバーナまで駆け抜けていくと待ち構えているエージェント達に道を阻まれているのが分かった。
「俺たちはこっちへ行こう！」
「うん！」
傍を走っていたサンジに促されて道を逸れるとボンちゃんことMr.2が着いてくるのが見えた。そして
「(原作にいないもう一人…)」
ついてくる人影に気付いて走る拳に力が入った。その時過ぎったビビの涙に息を飲む。やれ！やるんだ！
「この辺でいいかしら？」
サンジが人気のない路地に誘い込んで振り返った。
ズサッ…
「貴方達、この国の王女だと知ってのこと？」
「何言ってるの。私こそビビ王女。」
ちょっと砂埃で滑ったけど、らしい演技にサンジが口元を抑えながら合わせた。
「ま、」
バサッ…
「「残念☆ハズレ〜」」
「な？！王女ビビはどこに行ったのよ〜ォ？！」
「ほォ…」
ローブを取り去って現れた私とサンジにMr.2が驚愕してもう一人の女が顎を撫でた。白いスーツに白のハットの長髪の女だ。
「Mr.2。あの女は私が貰おう。可愛い顔の坊やは君にくれてやる。」
「ええ〜っ。何それズルくない？ミス・ イースター」
ブスーっとむくれるMr.2にイースターは軽く背中を叩いた。
「くっ、BWの奴らめ…どこであんな美人を…」
「サンジ……;」
呆れ顔でサンジをつつけばMr.2が飛び出して来たのを慌てて避けた。
「あら！あの時のカップルじゃない！引き裂くようで気が引けるわねェい。」
「そう思うなら国の乗っ取りなんて辞めてくれたら助かるんだけど？」
「そうも行かない。」
ビュンッ！
「うわっ？！」
突然の鋭い蹴りこみにAは慌てて頭を引っ込めた。
「Aちゃん、大丈夫か？！」
「サイズが………？」
振り返ったイースターの背が少しだけ伸びている。体格もさっきより厳つく、ゆるりと立ち上がったその顔はまるで男のようだった。
「能力者か…」
サンジが面倒くさそうにタバコの火をつけた。
「そう、私の能力は骨を自在に操れる骨人間。骨格を操れば男にも女にもなれる。」
「なるほど、それでこのペアな訳ね。」
実際の性別はどちらなのか気になるが、いまはそんなこと言ってられない。
ジャキッ
「早いこと済ませよう。」
膝裏に隠したマシンガンを取り出してAは小さく息を吐いた。
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natto710(プロフ) - みどらさん» コメントありがとうございます(；＿；) 自己満足でやってたので、コメント入っててめちゃくちゃ嬉しいです！！楽しんで頂けるようまた書きますね！よろしくお願いします(*^_^*) (2021年3月19日 15時) (
レス) id: b37436ae39 (このIDを非表示/違反報告)
みどら(プロフ) - トリップもの好きじゃなかったのにこの作品見て好きになりました！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年4月22日 7時) (レス) id: 7ef3438ba8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イト | 作成日時：2019年11月18日 21時
