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天使と悪魔 ２ (2019/2/19) ページ5
「僕は…俺は！両親がいなくても苦しまない奴より、両親がいても俺に同情してくれる奴の方がずっ と大切なんだよ。いいか？両親は死んだんだ。実像がない。秋の花のような声も、俺を守ってつけ たあの傷も！お前は事実を、飛ばしてないか？本物を、忘れたんだ。両親を本当の意味で消しさっ たお前に、何も説教されたくない。俺や俺に同情した人は、親を心から大切にしているのに！それ に、俺はお前位の歳になっても、ずっとこの胸の苦しみを捨てないからな！悪魔！」
我を忘れて少年の話に聞きいっていた二人の警察は、大粒の朝露のような涙を流す。
ミサンガで結んだ君と僕。 (2019/2/25)→←天使と悪魔 (2019/2/19)
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作者名：spica | 作成日時：2018年12月25日 17時
