幼馴染との危険な生活！ ＊２＊ 【名前変換オリジナル】

＃５８＃ ページ18

チュン チュン
外から聞こえる鳥の小さな鳴き声と、窓から差し込むまぶしい朝日に私の目は覚める。

A「うぅ・・・朝か・・・。」

どうやら、あのまま泣き疲れてそのまま寝てしまったらしい。
そばには、愛犬が寝ていた。


A「ありがとうね・・・。」

私は愛犬を起こさないほどの軽い力でそのふわふわした毛を撫でる。
やっぱりもこもこしていて気持ちいい。

愛犬を撫でている間、今日はユウトに会いたくない。
そんな事を思っていた。
今までユウトに会いたくないなど思ったことないのに。
やはり、昨日の事が原因だろう。

ユウトと沢乃井さんが付き合ってるだなんて、信じたくない・・・。
でも、沢乃井さんに会った時のユウトのあの様子は・・・？
照れ隠しだったのかな・・・？それとも・・・

A「でも、学校にはいかないと駄目だよね・・・。」

私は重い身体を起こし、制服へと着替えて鏡と睨み合いをする。

A「やっぱ目腫れてるや・・・。」

遠くからみたらあまり気づかれなさそうだが、近くでみるとすぐわかってしまいそうな腫れが目に出来ていた。

A「まぁ、何かを言われたら適当に誤魔化せばいいよね。」

そう思いながら、家のドアを開き外の世界へと一歩踏み出す。


外に出た私は、何か違和感を感じた。

ドアを開けてもいつもの声がしない。

ユウトのあの愛しい声で発する、「おはよう。A」という声が。

そこで私は一つの事実にやっと気がつく。


A「ユウトが＿＿＿いない＿＿？」

＃５９＃→←＃５７＃

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す