2011年-3 ページ12
翌日撮影があるので早めに寝たいなと思ったが、どうしてもさっくんの声が聞きたくて電話してもいい?と送ってみた。
いいよ〜と返信が来た直後に着信が鳴った。
「もしもし」
「もしも〜し!どうしたの急に!あっ!デビューおめでとう!」
「ありがとう。なんか、さっくんの声が聞きたくなってさ。」
「なんかあった?」
「不安なんだよね、正直。本当に私でいいのかって。Jr内での人気があった訳でもないし、事務所唯一の女だよ。」
「颯だからデビューできたんだよ。唯一の女の子とかそんなハンデ蹴飛ばしちゃうくらい、魅力的なんだから。それに、ダンスだって男子に負けてないし、歌だってすっごい上手いし、スタイルも良くて超可愛いんだから、絶対大丈夫だって!なんかあったら俺が守るから!」
「ありがとう。やっぱさっくんと話してると元気出る。」
「それに、颯はアイドルが好きだからファンの気持ち、分かるんじゃない?可愛いだけじゃなくて、芯の強さもあって、ファンの気持ちも分かるってもう最強のアイドルじゃん?」
「確かに笑」
「また声が聞きたくなったらいつでも連絡して!大したアドバイスはできないけど、話を聞くことはできるし、誰かに聞いてもらうだけでもスッキリすると思うしさ。」
「ありがとう。本当にさっくんと友達になれて良かった。」
「そう言ってもらえて光栄です笑
明日も仕事でしょ?じゃあおやすみ!ちゃんと寝るんだよ!!」
「はーい笑
本当にありがとう。おやすみ!」
この頃からかな、さっくんに対して友達以上の気持ちが芽生え始めたのは。
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作者名:ほたる | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/hotaruikamico/
作成日時:2020年11月24日 21時