海の王者【男主】 (ページ41)

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｢あんなに必死になってる達磨初めて見た...｣

『俺もだよ』

入間｢あ...｣

鮫島｢海堀さん達ちわっす｣

『お前らもここに来てたのか』

面皮｢...彼奴､唸るなんて珍しいな｣

鯛原｢多分...過去の事思い出してるんだと思う｣

『過去...ですか？』

鯛原｢うん｣

面皮｢彼奴ん家厳しいのは知ってるよな｣

巳野｢はい｣

確か...門限は21時半とかテストは常にトップ取り続けろとか

由緒正しい家だからって前言ってたな...

面皮｢彼奴の両親...特に母親からの教育がその...
行き過ぎてたって言うか...｣

鯛原｢出来なかったら体罰､出来るようになるまで
説教部屋に閉じ込められてたらしい｣

入間｢虐待じゃないですかそれ｣

鯛原｢今もたまにあるらしいけどな｣

面皮｢彼奴の噛み癖はストレスを抑える為だったんたよ｣

そうだったんだ...

鬼岸｢フゥ...すみません｣

『達磨...』

面皮｢達磨､世界は大丈夫なのか？｣

鬼岸｢今落ち着いて寝ました｣

鯛原｢そっか｣

鬼岸｢...兄貴の事､此奴らには...｣

面皮｢俺らが知ってる事は話した｣

鬼岸｢...そうですか｣

巳野｢...達磨､まだ俺達に話してない事...あるよね｣

鬼岸｢！...ない｣

巳野｢あるでしょ！｣

『ちょっ！何してんだよ！』

巳野｢じゃあこの沢山の痣は何！前から隠してた見たいだけどさ！｣

鬼岸｢っ！｣

面皮｢空真落ち着け！｣

鯛原｢お前...もなのか｣

『まさか...』

鬼岸｢...あぁ､叔母様に体罰受けてるよ｣

衝撃のカミングアウト

正直頭の中で混乱が起きてる

『本当...なのか？』

鬼岸｢...ずっと前からそうだ､兄貴を守る為に｣