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しかも、海青くん、言うまでほんとにずっと聞いてきそうだしな
うーん。
『あのさ
北人さんには、好きな人がいるの?』
きっと困った顔をさせてしまうってわかってたから
言いたくなかった。
海「Aさん……、」
『ごめん、そんな顔させたかったわけじゃないんだよ』
だって、海青くんが泣きそうになってるんだもん
海「…聞いちゃったんですね
でも、きっとAさんなら大丈夫です。ぜったい北人さんも好きになっちゃいますよ」
『そんなことないよ』
あの感じだと、北人さんはそうとう強い想いをもってるみたいだし
海「…詳しくは俺の口からは言えないけど
北人さんがその想い人に寄せてるのは、“愛”とはまた違うんだと思います。」
『……どうなんだろ』
海「孤独な方なんすよ。
北人さんを変えられるのは、きっとAさんです」
自信もってください、おれの主人なんですから!
って
不思議だけど、海青くんが笑ってくれたらほんとに
大丈夫になる気がしてくる
自信なんてぜんぜん持てはしないけど、
婚約者になった以上、2人でやっていかないといけないんだし、……頑張ろう って思えた。
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ほくぶー(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2020年1月8日 17時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍流 | 作成日時:2020年1月4日 19時