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大きい。大きすぎる
目の前に見えてるのは、日本でも三大財閥にはいる
吉野財閥の大豪邸
海「やっぱでかいっすね〜
はいはいー、荷物運ぶから貸してください」
『あ、ありがとうございます』
武知海青くん
出会ってまだ半日の仲だけど、これから先はこのひととずっと行動を共にしないといけないみたい
執事兼ボディーガードって……
こんなTHE一般人みたいな私に必要なのかな
慎「ようこそいらっしゃいました。私、北人様の執事を務めます 長谷川慎 と言います
どうぞ、よろしくお願いいたします」
立派な門をくぐると、またここにも執事さんが
北人様、って 私の婚約者に当たる方だ
『こちらこそ、よろしくお願いします
ふつつか者ですが…』
海「ぶっ、まこっちゃんのお嫁さんになるわけじゃないのに」
笑われてしまった
でも、なるほど。海青くんとこの執事さんは友達みたい
慎「A様、……お気持ちお察し致します
ですがどうか、逃げないであげてほしいのです
北人様もA様と同じ境遇にいる、寂しい方なのです。」
そっか。それはつまり、この人も、結婚したくてするわけじゃないってことか
『お気遣いありがとうございます。
でも私、ここに来れて良かったなって思えてる部分もあるんですよ』
慎「……え」
……私も、昔から 商売第1 の家庭で育ってきた
吉野財閥ほどではないけど、それなりに日本では名の知れた企業。
美しく芯の通った姉と、優秀で完璧な兄の下にうまれた私は、お父さんにもお母さんにも見向きもされなかったけどね
血は繋がっていれども、心から家族だと思えたことは1度もなかった。
海「なりますよ。きっと
ここがAさんの居場所に」
さすが、と言っていいのかわからないけど
執事なだけあって、私が考えていることがわかったのかな
海青くんはニコっと微笑んでくれた
慎「さあ、中に入りましょ」
これからどうなるのか、北人さんがどんな人なのか
全くわからないけど、ここで「「本当の家族」」が
できたらいいな って心から思った。
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ほくぶー(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2020年1月8日 17時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛍流 | 作成日時:2020年1月4日 19時