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1 北人side ページ1

愛してる人がいた


_____いた。




今では、その気持ちを心の中に持っておくことすら
できないけど



慎「失礼します、旦那様がお呼びです」


「…うん。すぐ行く」


慎「北人さん、」




慎、さすが 小さい時からずっと一緒だっただけあるな

こういう時いつも俺を気遣ってくれる




「大丈夫だよ、行こうか」




慎は何か言いたげだけど、それは言わせない


どんなことがあっても従うしかないんだ




「弱いな…おれは」



こんな風に呟いてみても、誰の耳にも届かなくて、


現実はただ1つ





旦那様「北人、お前の婚約者だ


この資料を見ておけよ。来週にはこの屋敷に入ってもらうからな」


「……はい」




俺の意見なんてこの人には通らない


俺はこの人の息子でも家族でもなんでもない



ただの、財閥の重要な跡取り。



「慎、つぎの子はいつまでもつかな」


慎「北人さん!」



親が決めた婚約者 なんてもう今までに何人もいた


けどいざこの屋敷に来ると、全員耐えられずに出ていくのがオチ。



慎「北人さん、まだあの人のこと忘れられないんですか…?」



もう何年も昔のことだからね

慎が心配になるのもわかるよ


でも、



「当然でしょ」




いつまで経っても変わらない


俺の愛する人は、あの人だけなんだ

2→



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ほくぶー(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2020年1月8日 17時) (レス) id: c26ab928bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蛍流 | 作成日時:2020年1月4日 19時

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