RMPGと私の奮闘記

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えーっと、いや。そんなわけないよね

ここに落ちてたのを、たまたま愛華ちゃんが見つけただけ、なんだよね

いやでも、なんでこんな女性ロッカーにあるんだろう


『あの、それ……』

愛「なに？これがどうかしました？」

『それ、返さないと』


状況を読み込めないまま、とりあえず 返そう？と
諭してみるけど、


愛『なんでよりによってアンタに見つかるかな。

あのさ、わたし、陸のファンなんだよね』


『、うん？』


愛『あーー、もう。だから、これ取ったの私だって
こと』


うぉい！！…衝撃のカミングアウト


『ファン…なのはわかったけど、こんな困らせるようなことしたらダメだよ！

謝ればきっと許してくれるよ？』


愛「そういうのいいから。」


よくないだろ！！


『ちょっと、だめ……』

愛「離してよ！！」


愛華ちゃんが陸さんの着替えを自分のバックに入れよとしたから必死でとめる。


『返そうよ〜！陸さんも困らせたくないし、愛華ちゃんがずっと悪い人のままでいるのも嫌だよ！』

愛「そういういい人ぶるところほんとに無理！

あんたばっか陸に優しくされて…！」


ええ〜？！なんだそれ……


しばらく言い合ってると、遠くから足音が聞こえた


陸「見つかったー？」


壱「ぜんぜん、」

北「こっちもなかったですよー」


陸さんいるじゃん！！



『今ならまだ間に合うよ……っ』

愛「もー！！いーから離せよ！」

『わっ』



陸さんの着替えを巡って取り合いをしていると、
私の手が滑って、愛華ちゃんのほっぺに見事に
クリーンヒットしてしまった

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