私は保体の実技実験体【佐久間次郎】 (ページ11)

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保健体育８時間目ページ11

…

…校門まで来てしまった。

私は大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせながら保健室へと向かった。

…

貴方｢…失礼…しますっ｣

貴方｢って…あれ？｣

入ってみると、保健室は暗かった。

電気がつけられてない。

遅すぎてしまったのだろうか。きっと佐久間先生は帰ったんだ…

…

安心しながら、私は保健室を出ようとした。

だけど…

？？「どこに行くんだ？」

保健室の中から、佐久間先生の声が聞こえた。

居たんですか…

貴方「佐久間先生？どこにいるんですか？」

暗い保健室を無意味だけれど見渡した。

ここに佐久間先生が居るのは確実だ。

佐久間「どこだと思う？探してみて」

ぁ、怒ってない。

電話の時と声が違う…いつもと同じ感じだっ！

貴方「…佐久間先生？暗い所に隠れてないで出てきてくださいよ」

佐久間先生が怒っていないと感じ、私は怯えないで話していた。

…

良かった。って思いながら保健室の中を動きまわった。

…

子供のかくれんぼをしているように佐久間先生を探していた。

だけど…

貴方「ひぇっ？！」

後ろから、突然腕を掴まれた。

…佐久間先生が掴んだのだろう…

貴方「先生？ちょっと…やめてくださいよ」

私はそう言ったけど、返事は全く返ってこない。

保健室の中が静まる。

首をかしげて、後ろを振り向く。そしたら…？

貴方「…せ、んせー？」

暗闇だけど見える、近いから。

電話していた時に想像した顔と同じだ…やっぱり怒ってたんだ。

また、私は震えていた＿＿

佐久間「ねぇ…Aちゃん」

佐久間先生は身長が私よりも高い。

だから、逆に怖いんだ…

上から、すっごく怖い顔で見られている…そう思うとね。

貴方「…はい、何でしょう･･？」

…

怖がる私に、佐久間先生は突然すごい事を聞いてきた…

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佐久間「俺のこと…

好き＿＿＿＿＿＿＿＿？」