底辺 ページ47
一人暮らしが長かったので「行ってらっしゃい」の言葉がとても嬉しく感じる
誰かと住むってのもいいかもな、と思ったがでもあいつらかァと思ってしまった
そんなことを考えながらも安全運転を目指す
亜嵐に「気をつけて」と言われたので何故かそれを守っている
何やってんだか…と思いながらも嫌とは思わなかった
少し先に男性が何かを囲んでいるような様子が見えた
違和感を抱きつつも姉の家はその向こうにあるので目線を少し先にずらす
時間に厳しい姉はいつも5分前くらいには家の前にいるのだが今日はいないようだ
それにも違和感を覚えつつ先程の男性達に目を向ける
よく見ると真ん中に女性がいた
本当に女性かわからないがドレスらしきものが見えたのできっと女性だろう
何もせずにはいられない
男性達の横に車を停める
男A「あ？なんだこの車」
と言ってそうな雰囲気でこちらを凝視するチャラい男性
その目線を受けながらも車を降りる
バタッとドアの閉じる音に先程まで女性に夢中で気づいてなかった男性達も俺に気づいたようだ
男B「あぁ？んだよにぃちゃん」
とガンを飛ばしてくる
「すみません！なんだか楽しそうだったので何かあるのかと」
と笑顔を作る
「ま、底辺の男性達が楽しそうにするのってか弱い女性を囲んだり、そうゆうのが多いですよね」
と鼻で笑う
男C「あぁん？底辺だぁ！？」
と男性が怒り出した
「あ、そこで殴ったら底辺確定ですよ。これでもまだ俺は貴方達を信じてますから」
と真剣な表情をつくる
見た目や動作で底辺と決めつけるのは最低だ
それが、聞いたのか男性達は「グッ…」と何かをこらえているようだった
「貴方達はどちらですか？」
と男性一人一人に目を合わせる
すると男性達は俯く
男A「お、俺はぁ…」
とボソボソと話し出す
男A「俺だって…学生時代は真っ当に生きてたしおとなしい方だった…でも就活もダメだし周りには冷たい目で見られる。こんなんだったらグレてやろうって」
と語り出した男性の手を引き抱きしめる
少しタバコ臭い
男A「え、えっちょっ!?」
と慌てる男性。逃げ出そうと頑張っているが俺の力には勝てないようだ
そんな男性の背中をさする
「大丈夫。貴方は凄く優しい人です。そして弱い。全て受け入れてしまって全てを真に受ける。ちょっと間違えちゃっただけです。今日から貴方は強くなるんです。強くなるためには？もう分かってますよね」
その言葉に男性は腕の中で「すまねぇ」と繰り返しながら泣いていた
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まーと(プロフ) - 海月さん» ありがとうございます！あの通りに出来るか自信はあまりないですが楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2018年4月24日 22時) (
レス) id: 7274fb3f80 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 続編おめでとうございます！予告？台詞を見るだけで胸が高鳴ります(*´ω`*) (2018年4月24日 8時) (レス) id: f9cb83144f (このIDを非表示/違反報告)
まーと(プロフ) - 海月さん» うぅ…海月さんに元気に動いてもらうためになるべく更新頑張ります！語彙力や表現力がないので亜嵐さんの涙の意味が伝わると嬉しいです (2018年4月21日 4時) (レス) id: 7274fb3f80 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - あんなに積極的だった亜嵐さんの涙の意味が凄く気になります…日々の活力です(*´ω`*) (2018年4月21日 0時) (レス) id: f148ce56ad (このIDを非表示/違反報告)
まーと(プロフ) - 海月さん» ただいまです！お待たせしてしまいすみません…そう言って頂きとても幸いに感じます…！！今現在海月さんのコメントで舞い上がってます (2018年4月17日 22時) (レス) id: 7274fb3f80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーと | 作成日時：2018年3月25日 22時
