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面白そうに笑うお父さんと華子さん。
いや、笑い事じゃないって。
だって、樹さんと２人だよ？
マジで無理。
絶対ケンカしかしない気がするし、そもそも目も合わせないきがする。
樹「……どんぐらいなんだよ、その転勤って。」
父「まだなんとも……まあ、少なくとも１年はかかるかな……」
樹「じゃあ尚更無理だって……」
頭を抱えてめんどくさそうにする樹さん。
私だって頭抱えたいよ。
なんでわざわざ樹さんと一緒に暮らさなきゃいけないのさ。
華子「はいはい。嘆いてるとこ申し訳ないけど、これは決定事項だから。異論は認めません。」
樹「母さん、あのさ……」
華子「異論は認めません。樹、Aちゃん１人にしたら許さないからね。わかった？」
樹「……」
一切反論を許さない華子さんの笑顔のオーラ。
なんか笑ってるはずなのに怖い。
樹さんも思わずぎゅっと口を結んだ。
父「悪いけど、この家のことは２人に頼んだよ。お正月とかには帰ってくるから。」
華子「大丈夫大丈夫。２人だったらすぐ仲良くなれるわよ。というか、もう仲良しだものね？」
お父さんと華子さんはニッコリと微笑んで言った。
その大好きな笑みは、今は悪魔の笑顔にしか見えなかった。
「まじでなんてこった……」
お話の後、部屋で１人でベッドに突っ伏す。
これからやってくる生活に思わず体が震えた。
樹さんと２人……
考えるだけで地獄だ。
生き地獄だよ、こんなの。
お父さんと華子さんが家を出るのは、来週。
もう本当に時間がない。
これだったらついて行った方がよっぽどマシだったのでは……？
すると、急にドンドンと部屋のドアが叩かれた。
「あ、はい！！」
返事をすると、ドアがあいた。
その先にいたのは、仏頂面で突っ立っている樹さんだった。
思わず私も顔が険しくなる。
「……なんかですか？」
樹「……お前、言ってねぇよな？俺の仕事のこと。」
「またそれ？言うわけないじゃん。」
私があからさまにめんどくさそうに言うと、樹さんもなんかイラッとしたような顔になる。
「てか話それだけ？」
樹「なわけねーだろ。これからのことについてだよ。」
「うわぁ……」
たぶんその話、互い触れたくないと思うんだけど。
まあ、触れなくとも避けられない道だから仕方ないか。
「で、なに。」
樹「……ルールを決めようと思って。」
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すのうHIINA - Girl Snowさん» そうなんですか！！わざわざありがとうございます！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (11月26日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
Girl Snow(プロフ) - 初めて見たんですか、めちゃめちゃ好みの作品でした！！更新頑張ってください！応援してます...！ (9月3日 22時) (レス) id: d9fb517698 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - こきちさん» 本当ですか！！ありがとうございます！！これからもぜひ、よろしくお願いします！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 糸山露子さん» 本当にお待たせしちゃって申し訳ない！！更新頑張るので、今後ともぜひよろしくお願いします！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» 初コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月7日 23時
