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Aside
樹さんと口論してからというもの。
私たちは相変わらずバチバチでまったく話そうともしなかった。
樹さんは両親にこのことを言ったんじゃないかとヒヤヒヤしているっぽいが
勿論私はそんなことするつもりないので、ただの時間の無駄。
話さないし、会ったら目が合ってもにらみ合うだけ。
両親はそんな様子を見て、「仲が良くなってよかった！」と見当違いのことを言っていた。
まったくよくなんかない。
そんなある日のこと。
事件が起こった。
「……はぁ！？」
樹「いや、嘘だろ！？」
父「いや、本当に申し訳ないんだけどね……」
華子「仕方ないじゃない。仕事なんだし。」
リビングで、久し振りに皆集まったと思ったら告げられたこと。
お父さんと華子さんの転勤。
父「華子と俺が今同じプロジェクトをしてることは知ってるだろ？そのプロジェクトの責任者も俺たち２人なんだ。」
華子「それで、プロジェクトのためにどうしても移動しないといけなくなったの。」
申し訳なさそうに言うお父さんと、あっけらかんとして言う華子さん。
「え、じゃ、じゃあ私たちも……？」
父「いや、２人にはこの家をお願いしたくて。」
樹・A「え！？」
華子「もう２人も大きいし、わざわざついてくる必要もないでしょ？むしろ、ついてくる方が２人にとっても大変だと思うし……」
華子さんは私を見つめながら優しくいう。
たぶん、私の学校のことを考えてくれたんだろう。
華子「それに樹も仕事あるんでしょ？何してるのか知らないけど、仕事なんか簡単に見つからないし。だから、２人はこの家にいてくれるとありがたいなって。」
父「……というわけなんだ。わかってくれないかな？」
突然のことにパニックで、頭が付いて行かない。
……つまり、お父さんと華子さんだけこの家を離れて、私と樹さんの２人でこの家に……？
樹「絶対やだ！！だったら俺、１人暮らしするし！！」
樹さんが勢いよく立ち上がっていった。
私を忌々しげに睨んでる。
華子「なに言ってんの樹。余計なお金かかるし、Aちゃん１人に出来ないでしょう。」
「……私も樹さんとは難しいと思います……」
私は重いため息をつきながら言った。
華子「なんで？２人とも仲いいでしょう？」
樹・A「仲良くない！！」
父「……息ピッタリじゃないか。」
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すのうHIINA - Girl Snowさん» そうなんですか！！わざわざありがとうございます！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (11月26日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
Girl Snow(プロフ) - 初めて見たんですか、めちゃめちゃ好みの作品でした！！更新頑張ってください！応援してます...！ (9月3日 22時) (レス) id: d9fb517698 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - こきちさん» 本当ですか！！ありがとうございます！！これからもぜひ、よろしくお願いします！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 糸山露子さん» 本当にお待たせしちゃって申し訳ない！！更新頑張るので、今後ともぜひよろしくお願いします！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» 初コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月7日 23時
