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樹「……お前、いつから見てた？」
怖い顔で私を睨む樹さん。
暗い裏路地。
私は俯く。
目の前では、樹さんが仁王立ちしてる。
「……お、女の人が出てきたときから……」
樹「……ﾁｯ」
舌打ちをすると、樹さんは頭をかきむしる。
樹「……ったくもう……」
「……ホスト、だったんですか。」
樹「……そうだよ。悪いかよ。」
「いや、悪くはないですけど……」
私はもごもごと呟く。
樹「……いいか、お前。俺のこの職業のこと、絶対誰にも言うんじゃねえぞ。」
樹さんはドスのきいた声で言う。
「言わないよ……言うわけないじゃん……」
樹「……どうだかな、信用なんねぇよ。」
樹さんはそう言って吐き捨てた。
私はなんだかその言い方にムカッと来る。
「……信用なくてもその言い方はないんじゃないの？」
樹「あ？」
「……別に、」
私はふいっとそっぽを向いた。
いつしか怖がっていた自分の気持ちは消え、腹立たしい気持ちだけがあった。
樹「だいたいな、なんでお前がこんな場所に――」
？？「じゅりーー！！……あ、いた。」
樹さんの言葉をさえぎって、誰かがひょっこりと顔をのぞかせた。
その人は綺麗な金髪で、眩しいほどに綺麗な顔立ちをしている。
樹「あ、きょも……ごめん、ちょっと待ってて。」
？？「ふっｗｗ……なぁーに？シュラバ？面白そうだし見学させてよ。」
金髪の人はそういうと、こっちまで歩いてくる。
何を勘違いしてるのか知らないが、まあある意味修羅場だ。
？？「え、可愛いー！！樹の客？？こんな子いた？？」
樹「……きょも、そいつ客じゃないから。」
？？「え？違うの？」
樹「全然違う。こんなお子ちゃまこんなとこに来るわけねぇし。」
樹さんの明らかにバカにする言い方に思わずイラッとする。
「あーはいはい。悪かったですねお子ちゃまで！！私だって知りたくて知ったわけじゃないし！！」
？？「！？……ふふっｗｗ」
何が面白かったのか、金髪の人は私の態度を見て吹き出した。
樹「は、はｌ！？なんだよお前……」
「先帰るので！！せいぜいお仕事頑張ってね、樹さん！！」
樹さんの言葉をさえぎり、それだけを言い残すと私は急いで駆け出した。
ふと思い直し、振り返って樹さんに言う。
「私口だけは堅いから。どーせ信用ないんだろうけど！！」
軽く睨むと、そのまま家まで走った。
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すのうHIINA - Girl Snowさん» そうなんですか！！わざわざありがとうございます！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (11月26日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
Girl Snow(プロフ) - 初めて見たんですか、めちゃめちゃ好みの作品でした！！更新頑張ってください！応援してます...！ (9月3日 22時) (レス) id: d9fb517698 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - こきちさん» 本当ですか！！ありがとうございます！！これからもぜひ、よろしくお願いします！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 糸山露子さん» 本当にお待たせしちゃって申し訳ない！！更新頑張るので、今後ともぜひよろしくお願いします！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» 初コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月7日 23時
