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今年で高校２年生になる義理の妹。
別に認めないとかそういうのではなくて、ただ少し年が離れているだけで関わりづらく距離を置いてるだけだ。
向こうもきっと同じだろうし、俺はもうここまでデカくなったわけで。
今更めちゃくちゃ仲良しな家族になろうとしなくても……とに思い、俺はこの家族から一歩引いていた。
もともと大人しいタイプのヤツだと勝手に認識していた。
一緒に飯を食った時も、ずっと下を俯いてただひたすらに飯を食ってた記憶しかない。
俺の職業のことは、母親にすら言ってなかった。
別に稼いでいたら問題は無かろうし、そもそも干渉されるのが好きじゃない。
あのホストクラブのメンバーでバカなことして、笑いあう時間が１番好きだ。
だから仕事は苦じゃない。
一緒に頑張る仲間がいるから。
……けど、まさか。
あの妹に俺の仕事姿を見られてしまうとは。
目が合って焦った俺は、思わずアイツを路地裏に連れて行った。
母親にバラされたらたまったものじゃない。
渾身の睨みをきかせ、口調も荒ぶる。
メンバーからもよく「樹は怒ったらめっちゃ怖い」といわれていた。
厄介な客を追っ払うのは俺の担当だからだ。
だいたい俺が睨めば、厄介な客はすごすごと逃げ帰った。
だけど……アイツは、違った。
“「悪かったですねお子ちゃまで！！」”
“「せいぜいお仕事頑張ってね！樹さん！」”
アイツは、俺を打ち返す勢いで言い返した。
俺の中でイメージしていたアイツの姿とまったくかけ離れていたから思わず言葉を失った。
きょもの言った通り、言い返す姿はまるで仔猫だ。
全身で怒りあらわにするが、どこかその姿さえ愛しさを感じるような。
それは、家でも同じだった。
俺と目を合わすたび、“フン！”と効果音が付きそうなほどそっぽを向いたり
話をすれば猫の毛が逆立つように敵意をわかりやすく示したり。
そんな姿を見て腹が立つことなくほんのちょっとだけ、可愛いと思うから不思議だった。
確かに今、俺の中に変な感情が芽生えてる。
大我「樹さ、またあの女の子連れてきてよ」
きょもが言ったあの時の目。
きょもは……アイツに興味を示している……
“樹「……マジで余計なことすんな、」”
なんでさっき、あんなこと言ったのか
それは……必要以上にきょもと……俺以外と関わってほしくなかったから？
……考え過ぎか、
俺はそっと瞼を閉じた。
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すのうHIINA - Girl Snowさん» そうなんですか！！わざわざありがとうございます！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (11月26日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
Girl Snow(プロフ) - 初めて見たんですか、めちゃめちゃ好みの作品でした！！更新頑張ってください！応援してます...！ (9月3日 22時) (レス) id: d9fb517698 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - こきちさん» 本当ですか！！ありがとうございます！！これからもぜひ、よろしくお願いします！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 糸山露子さん» 本当にお待たせしちゃって申し訳ない！！更新頑張るので、今後ともぜひよろしくお願いします！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» 初コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月7日 23時
