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Aside
引っ越しの日。
荷物を業者さんと一緒に運び込む。
「……段ボール多すぎ……」
私は段ボールの量を見てため息をつく。
父「重いのは業者さんに頼みなさい。」
「はーい」
お父さんにそう言われ、運べるものだけを運ぶ。
ちなみに、私の部屋は二階の一番端。
……隣は……
樹「……なんだよ、」
「……なんでも……」
樹さんの部屋。
部屋を出ると、同時に出た樹さんと出くわす。
樹「……てか、お前マジうるさくすんなよ？」
「……はい。」
樹「ったく……」
樹さんは私にそういうと、階段を下りて行った。
……なんか腹立ってきた。
樹さんの後ろ姿をちょっと睨む。
私も一階へ降りると、まだまだ積まれた段ボールが私を迎える。
華子「樹。これあんたのでしょ。早く片しなさい。」
樹「わかってる。」
私はそっと樹さんから離れると、段ボールを何個かまとめる。
すると、ひとつだけ、蓋が開いている段ボールがあった。
私はそっとその段ボールを覗く。
そこには、たくさんの黒っぽいスーツが丁寧に畳んで入れてあった。
これお父さんのかな……でも、こんなに持ってたっけ……？
樹「……！！おい！！」
「！！……え？」
樹「それ俺のだから。触んな。」
顔を上げると、樹さんが私を見下ろして睨んでいる。
何その言い方！！
ちょっと覗いただけじゃん！！
「……ごめんなさい、」
若干ふてくされて段ボールから手を離す。
すると、樹さんの頭を華子さんが引っぱたいた。
華子「こら樹。そんな言い方ないでしょ。謝んな。」
樹「……うるさい、」
樹さんはそれだけ言うと、段ボールを軽々と持ち上げて二階への階段を上った。
華子「……ったくもう……ごめんね、Aちゃん。あの子無愛想だから。」
「あ、いえ……！！全然気にしてないので、」
華子「……ほんとごめんね。」
華子さんはそういうと、二階の方を心配そうに見つめた。
父「おーい！！ちょっと休憩にする〜？」
華子「うん！！そうしよっか！！Aちゃん、お昼にしよ？」
「はい！！」
私は華子さんの言葉に頷くと、立ち上がってお父さんの方へ走った。
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すのうHIINA - Girl Snowさん» そうなんですか！！わざわざありがとうございます！！これからもぜひよろしくお願いします！！ (11月26日 20時) (
レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
Girl Snow(プロフ) - 初めて見たんですか、めちゃめちゃ好みの作品でした！！更新頑張ってください！応援してます...！ (9月3日 22時) (レス) id: d9fb517698 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - こきちさん» 本当ですか！！ありがとうございます！！これからもぜひ、よろしくお願いします！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 糸山露子さん» 本当にお待たせしちゃって申し訳ない！！更新頑張るので、今後ともぜひよろしくお願いします！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - ちいさん» 初コメントありがとうございます！！そう言って頂けて嬉しいです！！更新頑張ります！！ (8月4日 19時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年4月7日 23時
