�� ページ21
-ジフン side-
Aはほんとに分かってない…。
自分がどれだけ俺らの歌に貢献してるか。
こいつは昔から自分の事には鈍感なんだよ…。
初めて見た時、女みたいと思ったけど、接してみるとかなり男らしい性格で。
みんなが言えないような事も、はっきり言ってたし。
だから、Aは強い奴だって、みんなが思ってたんだよね。
でも、あれは確か、デビュー後しばらくしてくらい？
Aがいきなり、深呼吸が出来ないって言い出して…。
聞けば2週間は経つらしい。
今まで弱音吐いた事ないから、多分よっぽど不安になったんだと思う。
行きたくないって怖がるAを、何人かで無理やり病院に連れてった。
結果は、体には異常なし。
ただ、極度のストレスと疲れです、と。
何でもなかった！早く病院に行けば良かったww！と笑うA。
でも俺らは誰も笑えなかった。
だって、誰もAのストレスや辛さに気付けなかったから…。
俺がAにノートをあげたのはその時。
お前も歌詞書いてみたら？って。
ーーー
「え！？俺が？無理無理無理！」
wz「いや、大丈夫だろw。」
「だって、だってさ…。あのー、笑わない？」
wz「あ？笑わねーよ…。何？」
「俺、今まで一回も付き合った事ないの…。だからさ、恋愛とか書けない…。」
wz「…。」
「うわ！やっぱ引いただろ！？今の忘れて！！」
wz「…引かねーよ。…あのさ、実は、俺もだから…。」
「…え！？マジで！？ジフンも！？すげー！じゃあ何であんな歌書けんの！？」
ひとしきり感動してたけど、俺がノート渡したのはそういう事じゃない。
wz「お前さ、人の為にははっきり言えるじゃん。でも自分の気持ち、あんま言わねーだろ。それで多分体が無理してんだよ。…今渡したノートには、お前が思った事を自由に書けばいいの。作詞しようとか思わずにさ。で、見返したら意外と使えるのも出てくるからw。」
「そっか…。じゃあ、書いてみる！」
そう言って、本当にノートを活用しだしたA。
結構ちょこちょこ書くから、何書いてんのか気になるけど、聞いたらダメな気がする…。
と思ってたら、ある日、はい！と差し出されたノート…。
wz「は？何？」
「え？見せちゃダメなの？」
wz「…は？え、ってか見ていいの？」
「え？だってジフニがくれたじゃんw。ジフニには見せるよ！」
受け取ったはいいけど、何か人の日記を覗くようで、
妙に緊張した…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 545人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hossi(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！返事が遅くなりすみません…。気が向けばまたヨダ話書くかもしれないですw。その時はよろしくお願いします^^ (2017年5月27日 17時) (
レス) id: b1bcd1eacf (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 初めまして。お話、面白くもありジーンとする話もあったりで最後まで読ませていただきました。もっとヨダの話読みたかったです (2017年5月4日 22時) (レス) id: 91b567e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
hossi(プロフ) - ひとみさん» わ、ありがとうございます！私の妄想を面白いと言って下さる方がいるんですねw！オチのない話も多々あるかと思います、すみません…。 (2017年4月9日 23時) (レス) id: 9601722099 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - はじめまして！お話とっても面白いです！更新たのしみにしてます！頑張って下さい！ (2017年4月9日 23時) (レス) id: 1ef2d1afc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hossi | 作成日時：2017年3月30日 1時
