�� ページ16
hs「何であいつここに居んの？意味わかんない。」
sc「…うーん俺も初めて踊ってるところ見たからビックリしてる。性格はすげーいい奴なんだけど…。歌だってこの前聞いたけど、そうでもなかったし…w。」
hs「は？じゃあ本当に何で？」
sc「社長がスカウトしたらしいから、何かしらあるんじゃね？」
そいつより確実に努力してても、この仮デビューグループにすら入れない奴だって居るのに…。
無性に腹が立ってきて、結局挨拶すらかわしてない…。
そんな俺の見方が変わったのはほんの2日後。
またそいつと練習がかぶって、少し馬鹿にした気持ちで目で追った。
「…え？」
思わず口に出るくらい、変わってた。
正直、完成度で言うとまだまだなんだけど、2日前の下手さの奴が踊れるレベルじゃない！
しかもその後のボーカルレッスンも一緒で、音域テストがあったんだけど、
マジでやばい！！
低音から、女性が出す高音まで綺麗に出てる！！
確かに歌唱力はまだだけど、その音域だけで感動してしまった。
後から聞くと、スカウトされた理由はビジュアルで、つまりダンスや歌はど素人。
俺が最初にダンスを見てガッカリした時は、まだダンスの基礎しか習ってない状態。
そして次の練習までに映像を1人で何度も見直し、あのレベルまで上げたらしい。
本当に驚いた。
話したいけど、今さらどうすればいいか分かんなくて、ただひたすら踊る俺。
そんな俺に話しかけてくれたのはAからで…。
「あの…。ちょっと聞きたいんですけど…。」
hs「え！？あ、何！？」
「いや、あの、さっきのダンス、どうしたらスムーズに出来るのかなって。」
hs「え！？何で俺？」
一回も話したことないのに！
「え？だって一番綺麗だから！」
hs「え！？ほ、ほんとに！？」
やばい、超嬉しい…。
今のは俺がかなり大事にしてる動きで、でも誰からも気づかれなかったとこ！
そこを綺麗だと分かるこいつは、…センス有る！！
hs「なあ、お前Aって言うんだろ？俺がダンス教えてやるよ！」
「え！？いいんですか！？」
ーーー
仲良くなってAから言われた事…。
「スニョンさ、最初俺の事嫌ってたもんねw。あれめっちゃ悔しくてさ、絶対驚かせてやると思って俺頑張ったんだよw。それに、あんなにかっこいいダンス踊る人と友達になりたいって思って、声かけたw。勇気いったわーw」
今はその時のAの勇気に感謝してる。
俺の親友になってくれてありがとう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 545人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hossi(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！返事が遅くなりすみません…。気が向けばまたヨダ話書くかもしれないですw。その時はよろしくお願いします^^ (2017年5月27日 17時) (
レス) id: b1bcd1eacf (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 初めまして。お話、面白くもありジーンとする話もあったりで最後まで読ませていただきました。もっとヨダの話読みたかったです (2017年5月4日 22時) (レス) id: 91b567e1c2 (このIDを非表示/違反報告)
hossi(プロフ) - ひとみさん» わ、ありがとうございます！私の妄想を面白いと言って下さる方がいるんですねw！オチのない話も多々あるかと思います、すみません…。 (2017年4月9日 23時) (レス) id: 9601722099 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - はじめまして！お話とっても面白いです！更新たのしみにしてます！頑張って下さい！ (2017年4月9日 23時) (レス) id: 1ef2d1afc6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hossi | 作成日時：2017年3月30日 1時
