第八十一話 ページ41
時は流れてまた冬が来た。
去年の冬は初めて熱を出したんだ。
あの時はみんなに迷惑かけたなぁ……。
そんな事を考えつつ、境内の掃き掃除をしているとお千さんとお菊さんが来た。
千「A、土方さんいるかしら?」
貴「あ……うん。ちょっと待ってて」
お千さん、何の用だろう。
お千さんたちが帰ってから、幹部は広間に集められた。
そこには何故かうちと千鶴さんも呼ばれた。
土「さっき、聞いたんだがどうやら島原で怪しげな輩たちが会合を行っているらしい」
みんなが集まるなり、話しだした。
土「その中に、綱道さんに似た姿の男がいると聞いた」
新「綱道さんが?」
ずっと行方知れずだった綱道さんの情報。
平「じゃあ、誰かに視察に行ってもらうか?」
左「でも島原だぜ? 男がたくさん行くより女が行った方がなんぼか楽だぜ」
一「どういう意味だ?」
左「斎藤は相変わらず堅いな。ここにはちょうど、女が2人もいるじゃねぇか」
そう言って左之さんはうちと千鶴さんを見た。
鶴「え……、私?」
貴「という事は……うちも……?」
近「おお、いい案だ! どうだ、頼めるか?」
土「でも……危険だろ……」
トシさんはうちたちの安否を心配しているようだ。
鶴「私、行かせてください! 何か皆さんにできる事があるならします!」
左「じゃ、千鶴は決定だな。Aはどうする?」
貴「…………千鶴さんが行くなら、自分は遠慮させてください……」
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とり(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください( ´ ▽ ` ) (2015年2月24日 14時) (レス) id: bd0ffbf036 (このIDを非表示/違反報告)
メガネヒーロー(プロフ) - 続きが楽しみです! 感動します・・・! (2015年2月15日 20時) (レス) id: f6fbbca749 (このIDを非表示/違反報告)
それぞれ(プロフ) - 魅璃亞さん» 返信遅れてごめんなさい。小説の方で話に区切りがついたら載せさせてもらおうと思います。とっても上手でした。ありがとうございます(*´∀`*) (2015年2月14日 17時) (レス) id: 70fb5bc06b (このIDを非表示/違反報告)
マーマレード砂丘(プロフ) - ドキドキの展開ですね!☆続き楽しみにしてます!☆ (2015年2月11日 18時) (レス) id: a4a7a72e75 (このIDを非表示/違反報告)
土ペンギン(プロフ) - 頑張れ〜! (2015年2月10日 21時) (携帯から) (レス) id: 5a14887082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:それぞれ x他1人 | 作成日時:2015年2月1日 10時