マルバストラム (ページ11)

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白岩瑠姫取締役〜白岩瑠姫取締役〜

キャッシャーまでお願いします〜

そんな放送と同時に白岩さんは席を立ち、私たちにひらひらと手を振った

白「ごめん、俺もう行かなきゃ、2人とも今日はありがとうね」

白岩さんとの予想を遥かに超える別れの早さに、何故か寂しさを感じる

『あ、りがとうございました』

「瑠姫さんありがとう！！また来ます〜！！！」

紗里はずっとこんな調子だけど、私はさっきの言葉が気になってならない

"俺が一緒にいたいって言ったら？"

どうにも真剣な目をしていたから、引っかかる

大「りこちゃん！るっくんどうやった？」

紗里の隣に座る大平さんが興味津々に私の方を見る

『あ〜、、が、顔面が強いですよね〜、はは』

そして当たり障りのない回答しかできない私に大平さんは優しく微笑みを送ってくれる

ホスト不向きすぎて泣きたい、、泣

「だってこの店のトップだよ！？

てかてか祥生くん、なんで初回なのに瑠姫さんが来たわけ！？！」

トップ、、、、？

ということは初めに席についてくれた佐藤さんと豆原さんの上に立つ、NO.1、、、？

『待って知らなかった、、あの人NO.1なんだ』

大「NO.1どころか、歌舞伎町じゃ知らない人はおらんで」

さっきから気になってた関西弁の訳は後ほど紗里に聞くとして

私白岩さんに失礼な態度とったな、、

大「るっくん人気すぎるからいつも初回とか絶対つかへんけど、今日は謎に一緒に行くぞって言われてん」

「え〜〜！Aめっちゃラッキーじゃん！」

初回に絶対つかないんだ、、

たまたまだとは分かっていても、何か勘ぐってしまう自分に呆れる

『ありえない、ありえるわけない』

隣の紗里に何か言った？と聞かれるけど聞こえないふりをした