第10話 ページ13
駅の前に来た
あたりを探すと、ベンチに座っている藤宮を見つけた
待たせちゃったな…
俺は、走ってベンチのところに行った
「ごめん藤宮 待たせちゃった？」
そう俺が声をかけると、藤宮は
「あっ別に、大丈夫です 私が早く来すぎちゃっただけなので…」
ぱっと立ち上がって少し早口で言う
いつもは制服だから、私服を着た藤宮は、なんか新鮮だった
「そっか じゃあ、どっか行く？
せっかくの夏休みだし、周りの奴に囃し立てられたくないだろ？
だから、遠いところに行かない？」
と俺が提案すると、藤宮はぼそぼそと何かを呟くと
「はい それでいいですよ 遠いところと言ったら、５駅先の新しくできた大きいショッピング
センターとかは、どうでしょう…？」
と首を傾げた
「あぁ、美城駅のあそこね じゃあ、そこ行こうか」
と不安そうにしている藤宮に笑いかけた
藤宮も、きゅっと目尻を下げて「はい」と言った
電車は夏休みだからかそこそこ混んでいたけど、椅子に座ることはできた
ガタンゴトン…と音を立てて、俺たちの体を揺らす
「あの…」
ぼーっと向かい側の窓の景色を見ていると、藤宮が話しかけてきた
「ん？ 何？」
藤宮の方を向いた
「あの、今日のことなんですけど…
実は、１つ上の兄の誕生日プレゼントを選んでほしくて…」
と、小さな声で言った
「あぁ、いいよ」
そう言って微笑むと、藤宮は、「ありがとうございます」といってニコッと笑顔になった
その笑顔は藤宮はあまり見せない笑顔だ
物語の登場人物みたいに「君のその笑顔が好きだよ」なんて恥ずかしくて言えないけど
せめて、こうは言える
「藤宮はその笑顔が一番だよ」
藤宮は顔を真っ赤にして、照れたようにはにかんだ
[次はー美城ー美城ーお出口は 右側ですー]
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
今日、相性のいい星座の人は？！
しし座
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フーちゃん - 新芽さん» 小説読んで下さってありがとうございます！！ウチもあんなお言葉頂いて、すっごい嬉しいです！更新ガンバレ☆ (2015年7月27日 9時) (
レス) id: b07d082b66 (このIDを非表示/違反報告)
新芽 - フーちゃんさん» わ、私なんかがコメントにお褒めの言葉なんて！ 感謝感激雨あられです！ フーちゃんさんの小説にも遊びに行きますね！ (2015年7月25日 23時) (レス) id: 8034c080b8 (このIDを非表示/違反報告)
フーちゃん - あ、レア星座でしたよー！ (2015年7月25日 17時) (レス) id: b07d082b66 (このIDを非表示/違反報告)
フーちゃん - こんにちはー！同じイベントに参加しているフーちゃんと申しまーす！ウチが書いてる小説も名前固定なので、読ませて頂きました！物事の表現が凄いですね！今後も頑張って下さい！！ (2015年7月25日 17時) (レス) id: b07d082b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星崎香月(翠城新芽) | 作者ホームページ：ない
作成日時：2015年7月22日 16時
