僕はスターにはなれない

五つ星 ページ5

｢こんにちは！｣

扉を開いて中に入り挨拶をしたものの、中には誰もいなかった。

まだ、来てないだけかな？

でも荷物はあるしね

まぁ気長に待っておこう


そう思い床に座ると視界が真っ暗になった

｢えっ、はぁ!?何!?｣

｢だぁーれだ｣

｢だ、だれ!?｣

｢俺は、君の知らない人だよ！｣


そう言われた瞬間に視界が明るくなり、目の前には、オレンジの髪の長髪ストレートの人がニコニコと笑っていた。


｢初めまして！俺は暁湊(あかつき みなと)！
よろしくなっ！｣

｢僕は星谷A、こちらこそよろしくね｣


って、だーれだって聞かれてもそりゃわかんないよね！

初対面だもん！

わかった方が怖いよ！

超能力者!?もしくはストーカーってなる！


それにしても、暁ってどっかで聞いたような？

ま、いっか。いつかの同級生の苗字でしょ


ルームメイトがいい人そうでよかったぁ

怖い人だったらやっていける自信なかったもん


ほら、特にあの兄ちゃんと喧嘩?してた赤い髪の人！

あの人とは関わりたくない！

怖い！


｢なーなー、A。腹減ったな！｣

｢そう言えば…。そうだね！なにか食べに行こっか！｣

｢おー！そうしよー！｣

｢あっ、僕の兄ちゃんも誘っていい？｣


部屋にいないかもしれないけど。

もしいたら一緒にご飯食べたいなぁ

｢兄ちゃん？お前、兄ちゃんいるのか！｣

｢うん！湊は？｣

｢俺も兄ちゃんいるぞ〜！｣

｢そうなんだ！｣


何気ない会話が今は楽しかった

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