一つ星 ページ1
僕の兄はいつも笑顔でほかの人にも元気をわけれる優しい人だ。
ある日のこと兄が話しかけてきた
「A〜!俺、ここに行きたい!Aも行かない?」
「綾薙学園…?」
「うん!そう!ここの高校生に会いに行きたいんだ!」
「そっか、うん。良いよ。」
「やったー!」
兄が僕に何をしたいなんて言うのは久しぶりで気がつけば了承していた。
そして無事、入学式となった。
「兄ちゃん、僕寄りたいところあるから先に行くね」
「えっ!?わかった!また後でな」
学校への道を歩き始め、僕は目的の場所にたどり着いた。
(あの高校生が踊っていた場所)
僕は石段に座り、ぼーっとしていた。
「あれ、A?」
声をかけられたので振り返るとそこには兄が驚いたような表情で立っていた
「お前が来たかったのってここだったんだ」
「兄ちゃんなんで、」
「え、俺はここで憧れの高校生を見たから。験担ぎ、みたいな?」
そう言いながら兄は笑っていた。
兄がステージの上に立ち、見覚えのあるステップを踏み始めた。
あの時の高校生が踏んでいたステップ!
兄ちゃんも見ていたのか
「兄ちゃん、それ。」
「あはは、憧れの高校生が踏んでいたステップ。実際はもっと凄いんだぞ?」
知ってるよ、僕も見たから
やっぱり僕たちは双子だね。
憧れる人も同じなんだ。
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風亜(プロフ) - 次の話読みたいです。 (2019年1月6日 8時) (レス) id: dbb86819bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2017年6月25日 20時