４９話 昨日はごめん… ページ50
アキラside
あの後何をしたか俺の記憶はさっぱりなく…
目が覚めて時計を見れば5:30を指す
こんな早く起きるなんて俺らしくねぇ…
隣ではすやすやとAが眠る
俺勢いで告白して…キスして…
その後本当に何したかわかんねぇ…
まぁOKは絶対ないだろうから…
とか言って心のどこかで期待してんのが事実
はぁ…情ねぁなぁ…
俺は体の向きを変えてAを見つめる
俺がずっとAの隣にいられたらな…
俺はAの頬に手を添えて
そっと可愛い唇にキスをした
ちょっとAの頬が赤くなった気がした
Aside
昨日アキラ先輩に告白されて…
キスもされて…
あの後アキラ先輩は「ごめんっ！！」
って急に謝って狸寝入りしたんだっけ…
結局私もすぐに寝ちゃって…
ずっとアキラ先輩のことを考えているからか
アキラ先輩に頬に手を添えられて
キスされる夢を見た
それにしても感触がリアルだったような…
私の好きな人って誰なんだろう？
今まではダンスの練習についていくことに必死で
あまり深く考えたことがなかった
今日の練習、気まずくなっちゃうかな…
ダメだダメだ！！
いつも通りに振る舞わないと怪しまれちゃう！
私はベッドから身体を起こし
顔を洗いに向かった
顔を何度も洗う
水が冷たくて気持ちいい
すると後ろでごそっと何かが動いた気がした
A「アキラ先輩…？」
そこには髪がボサボサのアキラ先輩が立っていた
アキラ「昨日はごめん…勢いで告白しちゃって…無かったことにっては言えねぇけど…いつまでも待つから、いつか返事くれると嬉しい」
A「は、はいっ…」
アキラ「それだけだから…それと、おはよう」
おはようと言ったアキラ先輩の顔はとても爽やかだった
こんな素敵な先輩に好きになってもらえるなんて…
一生に一度あるかないかだよね
ちゃんと考えて返事しないと
どのくらいかかるかわからないけれど…ね。
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作者名：なな,干し椎茸* x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ bayavxjav1/
作成日時：2018年4月1日 8時
