32話 僕のせいでっ…! ページ33
アキラside
タツキ「あっ、皆!」
タツキっくが声を出した
タツキ「あ、あの、今日先生午前中の練習は来れないって!」
俺は何も気にせず
「ういー」
と返事をした
ホールに移動して各自ストレッチを始める
俺は泉と、タツキはパクと
ペアでストレッチをした
ウィト「ストレッチ終わりましたねー!次は何するんですか?」
アキラ「うぉぉ踊りてぇぇ」
奏「アキラうるさいですよ。」
タツキ「えっと…次は…」
とタツキは悩み始めた
ウィト「そういえばAちゃんもいませんよねー?」
アキラ「あー、先生となんかしてんじゃね?」
タツキ「あっ、Aちゃんも、今日はいないの…」
俺たちは特に深くその話題を掘り下げなかった
でも気が付いたら
タツキ「ぼっ、僕のせいでっ…」
俺たちは顔を見合わせる
タツキ「僕がちゃんと髪を乾かしてあげなかったから…僕のせいで夜寝るの遅くなっちゃって…僕っ…」
そう言うタツキの顔は真っ赤っかで…
アキラ「タツキっく!1回落ち着け!Aがなんでいないかもなんとなくわかった。でもタツキっくのせいじゃないから。」
タツキ「違うっ…違うっ…!僕のせいでっ…!」
アキラ「タツキっくは何にも悪くないから!一旦水飲んで落ち着こうぜ?」
タツキ「僕のせいでっ…」
フラッ…
アキラ「タツキっく?!!」
水を取りに行こうと少し離れていた俺
近くにいた泉がタツキっくを支えた
奏「アキラ!先生を呼んできてください!」
アキラ「おっ、おうっ!!」
俺はホールを飛び出して
走って先生の部屋に向かった
ゴンゴンゴンッ
俺は必死にドアを叩いた
アキラ「タツキっくがさっきから意味わかんないこと言ったりして、それからぐったりしちゃって…とりあえず練習場来て!!!」
チラッとしか見えなかったけれど
中には顔が真っ赤でいかにも熱がありそうなAがいた
Aもタツキっくも…
いろいろ抱え込みすぎなんだよ…
もっと頼ってくれればいいのに…
部長のタツキっくが倒れてしまった以上
リーダーの俺が頑張らなきゃ!
ホールに戻るとタツキっくがさっきよりぐったりしていた
ケント「タツキ?!大丈夫か!!」
タツキ「ん…せんせ……?」
明らかに熱がありそうだ
ケント「タツキも今日は休もう」
先生がタツキっくをおんぶして部屋に戻った
取り残された俺と泉とパク
俺たちになにかできることはないのか…?
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作者名:なな,干し椎茸* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ bayavxjav1/
作成日時:2018年4月1日 8時