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結論から言うと、鼻血が出た。
Aの隊服が想像以上に露出してたから。
胸元は晒で見えなかったけど、あの脚なに?
綺麗すぎない?
本当に鬼殺隊士?
前田さんのイメージあんまり良くなかったけど、これは感謝しなきゃ。
僕と同じ形の隊服じゃなくなったのは悲しいけど、これなら仕方ない。
そうだ、Aに昨日着てた隊服持ってくるよう頼まれたんだった。
隊服を手に取って部屋に戻ると、胡座をかいてその上にAを座らせてる宇髄さんがいた。
「…宇髄さん」
「ん?時透戻ってきたか」
「ねぇ、何してんの」
「おい、そんな怒んなって。ほら、Aからも何か言ってやれよ?」
Aは困った表情をしていた。
そんな表情すら愛おしい。可愛い。
「おい、なんか言えよ」
焦ったように宇髄さんが声をかけると、Aは立ち上がって僕の元に来て隊服を受け取った。
『無一郎ありがとう、着替えてくるね』
「うん」
着替えちゃうの残念だけど。
お礼を言うときの笑顔が本当に可愛いの。
嫌なことあっても吹き飛んじゃうぐらい。
そう思うと、本当にあの男が憎い。
「 ジュリリ!ジュリリ! 」
突然聞こえたのはシマエナガの鳴き声。
Aの鎹…シマエナガ。
寒い地での任務に赴いたとき、怪我をしてたシマエナガを手当てをしたら懐いたらしい。
Aに乗ってるシマエナガとか本当に可愛いんだよ。
肩に白いもふもふが乗ってるの。
見た目の割にちゃんと役割も果たしてる。
例外なのかな。
鎹鴉と違って話さない。
Aと意思疎通してるらしい。
いいな、僕もAと意思疎通したい。
たまに鴉たちにいじめられそうになってるけど、すぐAが駆けつけて介抱してる。
『私任務行ってくる、無一郎ありがとう!』
シマエナガを肩に屋敷を出ていってしまった。
僕たちは本人がいなくなったところで話を進めた。
「まずは俺と甘露寺で奴を偵察する。」
「時透、お前は早く派手にAを落とせよ」
Aを悲しませないように、僕を好きにさせてから別れさせることになった。
そう簡単に言うけど、好きになってくれるかなぁ…。
「甘露寺さん」
「無一郎くんどうしたの?」
「どうしたらA僕のこと好きになってくれるかな?」
「そうねぇ〜…」
甘露寺さんと伊黒さんが色々提案してくれた。
絶対僕のこと好きにさせてみせる。
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アマリス(プロフ) - 最後まで読みました。最後の恋仲の男女…。どうせ無一郎なんでしょ?タイトルの僕にしなよって…。他の女と結ばれたくせにどの面下げて言ってんだよ!!って思いました。夢主と無一郎…もう終わりですね。 (6月10日 15時) (レス) id: 7d0074fb6d (このIDを非表示/違反報告)
干し椎茸*(プロフ) - さくらさん» コメントありがとございます!とても嬉しいです!熱量とウサギさんで笑ってしまいました笑 進化できるよう励みますので今後ともよろしくお願い致します! (5月19日 0時) (レス) id: 76ff424c22 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 作者様!!めっっちゃくちゃ話の続きみたいです!(単刀直入ですみません!)更新速度、亀から進化してウサギになってくださいね!(?)待ってます!!!!!!!!ずっと推します!マジデ (5月12日 21時) (レス) @page27 id: b75e9c1e96 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新されること、待ってます! (2023年5月4日 21時) (レス) @page26 id: 5d2f3eba17 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新されるのを楽しみにしてます (2022年4月21日 16時) (レス) @page24 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:干し椎茸* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hosisiitak1/
作成日時:2020年11月26日 14時