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ねぇ、空。
あなたはさ。
優しいんだね。
「ねぇ、A。」
物思いに耽っていたら、急に話しかけられる。
ん。ちょっとびっくりしたぞ。
「ごめん。ごめん。」
赤髪の男。
そして、顔を見て、理解する。
なーんだ、クローリー君じゃないか。
「なーんだ、か……。」
少し、悲し気な顔をする。
悪かった。謝る。
なんか、どうでもいいけど、彼は、結構若いだろうし、ざっと見た感じ、七百歳くらいかなー。って、感じだよね。
「はぁ。」
クローリーは溜息をつく。
変態フェリドに絡まれる、憐れな奴だ。
「用事は特にないよ。ただ、なんとなく。」
そう、クローリーは言う。
それなら、私はなんとなく思う。
彼は、どう思ってるのかな。
死んでしまった人の事。
クローリーも、元は人間。
まあ、これを聞いちゃうってのは、流石に野暮か。
ずっと。
忘れないのかな。
そうだといいな。
私はどうしてそう思ったのかは、知らないけど。
そんな事を星空に思った。
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yuiyui(*^_^*) - ごめんなさい。低評価です。 (2015年11月22日 16時) (レス) id: 23ce7b26f8 (このIDを非表示/違反報告)
yuiyui(*^_^*) - 定評価の方は、その訳を書いてもらえると、成長になるので。 (2015年11月22日 13時) (レス) id: 23ce7b26f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuiyui(*^_^*) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yokaihu/
作成日時:2015年11月21日 11時