今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:9,641 hit
小｜中｜大
☆ ページ37
.
あぁ、もうダメ。
かれこれ半刻。
十二時間位たっているだろう。
私と真昼の戦いは、決着がつかず、生身の身体を持つ、私が多少不利になっているところだ。
「なかなか、強いんですね。」
真昼の笑いが含んだ声。
強すぎっしょ、この娘。
この戦場に入るにあたって、私の力が半減しているからって、私をここまで追い詰めた人間、見たことないぞ。
「あなたは、私と同じく、欲望にまっすぐですね。」
ふと、真昼は言った。
よく、十二時間も戦って、普通に話できるな。
あははは。
でも、そうだね。
私は天利を殺すと言う、欲望にひどく真っ直ぐだ。
フェリドやクローリーに吸血鬼っぽくない。って言われたな。そういえば。
そんな事を思っていれば。
“もう、キツイ。”
剣鬼の声が頭の中に響く。
そういや、喉も渇いたし出るか。
「次会ったら、また再戦してね？」
そう、言い残して、私はその場を去った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuiyui(*^_^*) - ごめんなさい。低評価です。 (2015年11月22日 16時) (
レス) id: 23ce7b26f8 (このIDを非表示/違反報告)
yuiyui(*^_^*) - 定評価の方は、その訳を書いてもらえると、成長になるので。 (2015年11月22日 13時) (レス) id: 23ce7b26f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuiyui(*^_^*) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yokaihu/
作成日時：2015年11月21日 11時
