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柊真「ホワイトデーですよ。
俺はお返しするからね」
柚香「私に？そりゃあ楽しみだ…っ、あ…」
柊真「……柚香？」
柚香「けほけほっ……ぅ……」
柊真「やばっ…」
柚香「げほげほっ…げほっ……は、はぁ…」
菅田「柚！吸入しよ、な」
柚香「げほげほっ…ごめ……っ…ﾋｭ…は…はっ」
菅田「謝らんでええから」
柊真「ちょっと皆さんごめんね。
柚香が喘息の発作出しちゃったから、ごめんね、本当に」
柚香「げほげほっ…げほっ…！！」
椅子に座っているのが辛くなって床にしゃがみ込んだ。
その瞬間、まさ君に抱きしめられた。
ゆっくりとまさ君にもたれ掛かり、まさ君の服を弱々しく握る。
菅田「大丈夫、大丈夫やからな」
柚香「っ……げほっ……げほげほっ…げほっ…」
菅田「よしよし、辛いなぁ」
柊真「柚香…」
柊真が自分の上着を掛けてくれた。
柚香「っ……も、や…だぁっ……げほげほっ…はぁ…はぁっ、ひゅっ…」
菅田「嫌やね……大丈夫やで」
柊真「全然出てなかった発作を最近出しちゃったから、発作のトリガーが引かれやすくなってんだよ」
柚香「げほげほっ……げほっ……はぁ…はぁっ」
菅田「ちょっと落ち着いてきたかな」
柚香「はぁ………はぁっ……けほっ……けほけほっ……」
菅田「辛かったなぁ、よく頑張ったね」
まさ君の胸に顔を押し付けて、静かに泣いた。
まさ君はそれを察して、優しく優しく私の背中を叩き続けた。
菅田「柚、水飲もっか」
ラジオ中なのに、ごめんなさい。
また迷惑をかけた。
私は泣きながら水を飲んだ。
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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2019年7月15日 17時
