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物音がして、そちらに目を向ける。
翠が起き上がって、キョロキョロとしていた。
「おはよ、翠。
長い事寝てたなぁ」
「……まー、くん」
懐かしい呼び方だ。
翠がめちゃめちゃに甘えたい時、俺をそう呼ぶ。
「なぁに」
「……ん」
翠が両手を伸ばした。
俺は笑いながら翠を抱きしめる。
「甘えたくなったん?」
「……ん」
可愛い事をしてくれるもんだ。
「もうちょいしたらご飯食べような」
「んー」
翠がグリグリと頭を俺の胸に押しつけてくる。
暫くは翠のやりたいように甘えさせた。
特に何を言うでもなく、ただただ甘えたかったようだ。
「………翠。翠ちゃーん、おーい」
2度寝し始めた翠を起こす。
「夜寝れんくなるから」
翠は不満顔だ。
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作者名:hoshina
作成日時:2019年10月7日 19時