13枚目 ページ13
貴方が居なくなってから数日後。
ずっとウジウジしていた私の部屋に、夜、義理の両親が尋ねてきました。
「最近元気がないね、どうしたの？」と。
私は素直に貴方の手紙を受け取ったあの日から今までの事を打ち明けました。
2人は泣きじゃくる私を抱きしめて言いました。
「私達は本当の家族になりたいの。関わり方がわからないまま今日まで来てしまったね」
ポカンとする私の表情に2人は笑いました。
「大丈夫。貴方は1人じゃないよ」
2人から言われた言葉はすんなりと私の心の中に入ってきました。
両親が亡くなった時も、澪奈を亡くした時も、貴方が亡くなってしまった時も、いろんな人に言われましたが、私の心には届かないままでした。
ですから、きっとこの時に漸く私達は本当の家族になれたのでしょう。
2人は近いうちに旅行に行こう、と言いました。
あまりにも急だったので、「どうして？」と問うと、2人はとても優しい笑みを浮かべました。
「貴方の両親に会いに行きましょう」
私はもともと、東京には住んでいませんでした。
前に行った田舎よりは近い場所ですが、のどかで自然の多い、東京からは車で3時間程かかるような場所に住んでいました。
なので、両親のお墓もそちらにあるのです。
私は小さく頷きました。
「お墓参りのあとは、貴方が行きたい所に行ってあげる。だから、行きたい所を考えておいて」
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hoshina(プロフ) - ひいらぎさん» コメント頂きありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです。僕もなんで先生死んじゃったの……って今でも悲しい気持ちになります… (10月22日 10時) (
レス) @page19 id: caa281a59c (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ - 読む度に涙が止まりません。ぶっきーなんで死んじゃったの、 (10月20日 23時) (レス) @page19 id: e6c1a53c18 (このIDを非表示/違反報告)
hoshina(プロフ) - 蒼炎さん» ありがとうございます！！ (2020年1月21日 9時) (レス) id: 8ee6c3887f (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - めっちゃ感動した………！最高かよw (2020年1月20日 23時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2019年6月11日 22時
