今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:64,488 hit
小|中|大
文学少女と叶わぬ約束 ページ26
「おめでとう」
少女はそう言われ、曖昧に微笑んだ。
2度目の全校の前での表彰。
隣には澪奈、前には校長先生。
そりゃあ複雑な気持ちにもなるだろう。
「…ありがとう、ございます」
とはいえ、今回の作品は彼や澪奈と作り上げたと言っても過言ではない。
嬉しくない訳が無かった。
1年前と同じように澪奈とハイタッチ。
隣で微笑む彼も変わらない。
校長先生に対してのモヤモヤはいつまで経っても大きいままだが。
1度彼に相談したが、教師という立場故に曖昧に返事をされて終わってしまった。
「優詩、写真撮ろうよ」
また来年も一緒に表彰されよう。
それは後に果たされない約束となるのだがこの時の少女はまだ知らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
67人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らお - 綺麗な作品ですね。これからも更新頑張ってください。楽しみに待っております! (2019年5月6日 1時) (レス) id: 98f96d60d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:☆友梨ぃ☆
作成日時:2019年4月25日 20時