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文学少女とデッサン ページ18

「うん。絵の下手さは変わんないな」

「言いますね」

2年生になっても美術の選択を取った。

デッサンをしている少女の後ろに、彼が回り込み少女の絵を見る。

1年生の頃、彼に褒めて貰えるように頑張ったが少女の絵は上達しなかった。

それを彼はケラケラ笑う。

嗚呼、昨年と何も変わっていない。

少女にとっては嬉しい事であるが、絵の上手い下手で笑われるのはそろそろやめたい。

少女は自信をなくして下を向く。

そんな少女を見て、彼はふぅ…と息をついた。

「ごめん。嫌だったね」

「……嫌っていうか…」

「でも、影の付け方上手になったよ。
1発で立体図になった」

彼は飴と鞭が上手い。

そして少女は単純である。

「……ありがとうございます」

彼は微笑んで少女の頭を優しく撫でた。

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らお - 綺麗な作品ですね。これからも更新頑張ってください。楽しみに待っております! (2019年5月6日 1時) (レス) id: 98f96d60d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:☆友梨ぃ☆
作成日時:2019年4月25日 20時

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