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「おはよー！！」
教室に福山君が入ってきた。
その顔を見て、昨日の神谷君の言葉を思い出す。
全然狂人には見えないのに…。
それでも、彼が来た瞬間に空気が凍りつくような感覚は感じた。
「おはよう。誠ー。」
「お…おはよう。」
どこかよそよそしくなってしまう。
HRを終えたら自由である。
常に屋上にはオーロラがあるのだろうか。
気にもなったし、あるなら見たいから屋上に行くことにした。
『なっんで…』
屋上から福山君が泣きながら柵を越えた下を見ている。
どうしたんだろうか。
僕はその場から動くことが出来ないから、何を見ているのかさえもわからない。
『なんでだよ…っ』
泣いていた福山君は急に顔をあげた
『殺して…やるっ』
その目は、僕の見たことのある狂気じみた目だった
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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2016年10月10日 18時
