地球最後の刃を (ページ5)

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とりあえず下の階に降りてみようと思い、階段を下りた。

「図書館があるって言ってたよなー」

階段を降り切って、歩き始める。

ふと、横を見ると物置か。階段の下の部屋に明りがついていた

近寄ってみると、鈴村君がいた

「おわっ！！びっくりした！！音なしで来るのはアカン…」

「ご、ごめん。

何してるの？」

「ん？チョーク探してる。使わないのに、なぜかいつもなくなってるんよ。」

「へー…」

物置の中に入る。

物がいっぱいあって、どれも少し昔のような物だ。

「さっきは笑いの標的にしてごめんな？」

「あ、いや別に」

それで救われた場面もある。

「暗い雰囲気を吹き飛ばそうと思って…。いつもやってるんよ」

「そうなんだ……。いつも？」

鈴村君は少し視線を宙に彷徨わせる

「えっと、HRの時間にな」

「へぇ……」

「悪い奴は………あんまりおらへんから、馴染みやすいとは思うで」

悪い奴は、一人は確実にいるのか？

その言い方は。

「ほんじゃ、チョーク見つかったし教室戻るけど、どうする？」

「あ、僕は図書室行くよ」

「そうか。じゃ」

鈴村君は笑顔で去って行った