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彼は、彼岸花の花束をお墓の前に置く。

制服が似合う、明るい性格の男の子だ。

静かに、石に掘られた桐山、という名字を読み

そっと手を合わせ、しばらく下を向いていたが

顔を上げ、もと来た道を戻っていった

再会。

その言葉が、彼と墓の主を繋げてくれると信じて。

彼は生きる。

主が生きる事の出来なかった人生の続きを。

自分なりに。

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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2016年10月10日 18時

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