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「あ、いたいた。
桐山くーん。そろそろ寮に…ん？」
寄ってきた神谷君が僕を見て眉間にシワを寄せた
「顔色悪くない？」
「ああ、頭がちょっと痛いくらいかな。
心配しなくて大丈夫だよ」
「えっ？！」
近くで聞いていたのか、福山君が声を出す。
「大丈夫？！」
なんでそんなに必死なんだろうか。
僕は冷静に考えてしまった。
「大丈夫大丈夫。心配ありがとう」
この場にいる誰よりも僕のことを心配するから、
ある種の恐怖を感じた。
そして、よくよく見ているとやっぱりどこか狂人っぽい。
はやく理由を知りたい。
ここから出る方法もわかるかもしれない。
それよりも、福山君のことを狂人と見ないために…。
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作者名：☆友梨ぃ☆
作成日時：2016年10月10日 18時
