story8 ページ10
迅side
「なんで今回、Aは参戦しなかったんだ」
あいつがいたら、戦況は大きく変わってお前たちの方が断然有利になっただろう
そう言う太刀川さんに、風間さんも同意の目を向けてくる
まだ湯気がたっている飲み物に目線を落として、あ〜…と声を出す
「確かに、Aはブラックトリガーだし、あいつのアーチャーは強力だ
だけど、あいつの立ち位置は結構危ない所にある
玉狛でS級隊員としていられるのは�犒戚鵝蹐�あってこそだからね
それに、今回一緒に戦っていたら風刃だけでなく、
アーチャーまで引き渡さないといけない可能性もあったからね、
俺はそれを望んでないし、絶対にやりたくない」
持っている飲み物を握る手が少し、強くなった
そういうと、事情を知っている二人は察してくれたのか何も言わなかった
そんな雰囲気を壊すように、そうそうと明るい声をだす
「俺、S級じゃなくなったからランク戦復帰するよ
とりあえず、ソロでアタッカー1位目指すからよろしく！」
「！そうか、もうS級じゃないのか、そうかそうか！」
そう言いながら、太刀川さんは俺の肩を揺さぶってくる
面白くなってきたとはしゃぐ太刀川さんと、不満そうな風間さんを見ながらへらへらと俺は笑った
二人と別れて、玉狛まで足を運ぶ
帰ったら、特訓をしている可愛い後輩たちの姿とそれを教える師匠となった仲間たちの姿、
そして、今回の…いや、大体俺がやっていることを不安そうに、だけど俺の事をわかって何も言わないでくれる幼馴染の姿が待っているのが視えた
そんな光景に少し微笑みながら、先程まで腰のホルダーに入っていた大切な師匠の形見を思い出しながら暗い夜空を見上げた
＿＿大丈夫だ、
未来はもう、動き出してる＿＿＿
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みっちゃん - 初コメです。面白いですね！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年4月7日 22時) (
レス) id: 9f39ea5d00 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - とーふ。さん» とーふ。さん>返事が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新が遅くなりがちですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！！（*^^*） (2015年8月16日 15時) (レス) id: 501906a74d (このIDを非表示/違反報告)
とーふ。 - 初コメ失礼します。とても読みやすくて良かったです！これからも頑張って下さい^ ^ (2015年7月15日 22時) (レス) id: cf5f103d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろ | 作成日時：2015年5月11日 9時
