story6 ページ8
Aside
「……」
玉狛の基地の屋上から夜の住宅街を眺める
ひゅうと夜風が髪をなびかせた
(数が多いな…太刀川隊に風間隊…あと三輪隊に当真あたりか…)
普通なら見えない光景も、私の目には『視える』
「……はぁ」
戦っている光景も、この距離ならはっきりと視える
悠一の戦い方を見る限り、相手のトリオン切れを狙っているのかな…
嵐山隊にも助っ人を頼んでいるあたり、忍田派と手を組んだみたいだし
(本当に私は何もしなくていいって感じだね)
肘をつきながら戦いを見守る
この戦いで私も参戦したら、もっとややこしくなる
だけど…
(少しくらい…私にも背負わせてよ…)
悠一の考えていることが全部わかるわけではない
でも、悠一はこの戦いで何かをしようとしている
遊真を守るだけでなく、私も守ろうとしている
ブラックトリガーを持っているからこそ、その人にとってブラックトリガーがどれだけ大切なものであるかもわかるから＿＿
アーチャーを手に取りながら、兄のスバルを思い出す
ドォンと離れた住宅街から爆撃音が聞こえる
嵐山さんたちと三輪君に出水君たちの戦いも視える
(こっちはこっちで…)
大変そうだ、と目を向けようとした瞬間
＿＿悠一が風刃を起動したのが視えた
なんとなく、
勝負が決まった、
と感じた
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みっちゃん - 初コメです。面白いですね！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年4月7日 22時) (
レス) id: 9f39ea5d00 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - とーふ。さん» とーふ。さん>返事が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新が遅くなりがちですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！！（*^^*） (2015年8月16日 15時) (レス) id: 501906a74d (このIDを非表示/違反報告)
とーふ。 - 初コメ失礼します。とても読みやすくて良かったです！これからも頑張って下さい^ ^ (2015年7月15日 22時) (レス) id: cf5f103d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろ | 作成日時：2015年5月11日 9時
