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三雲side
「今日の訓練はここまでだ」
椅子の上で横になり乱れた息を整えながらはい…と呟く
玉狛に転属して、烏丸先輩という師匠に訓練を見てもらい始めて1日が終わろうとしている
時計を見ると19時を回っていた
「特訓メニューは組んでおくから、俺がバイトで見れない時はそれを見てやってくれ」
「はい、ありがとうございます！」
「じゃあそろそろご飯にしようか、他の皆にも切り上げるように言うね」
そういうと、パソコンの前に座っていた宇佐美先輩が他の訓練室に入っている空閑や千佳たちに声をかける
少しすると千佳とレイジさん、空閑と小南先輩の順で訓練室から出てきた
「もうこんな時間か…夕飯の準備しないとな」
そういうレイジさんに手伝いますと千佳が言い、僕と空閑も手伝うことにした
全員でリビングに向かう途中、小南先輩がそういえばと口を開く
「Aは帰ってきてないの？」
"A"という名前に、僕と空閑、千佳は首をかしげた
小南先輩の疑問に帰ってきてるぞとレイジさんが歩きながら答えた
「今はまだ寝てるんじゃないか？昨日も遅くまで防衛任務だったからな」
「大変っすよね、城戸指令の命令とはいえ」
「あ、修くんたちはまだ会ったことないもんね」
進んでいく会話に疑問符を浮かべていると、宇佐美先輩が説明してくれる
「Aさんは玉狛支部のもう一人の隊員でブラックトリガーの使い手のS級隊員なの」
「ブラックトリガー!?迅さんの他にも玉狛にいたんですか!?」
驚いた、玉狛にはそんなにすごい人達が集まっているのか…
そう考えた僕の隣の空閑があれ？と疑問符を浮かべた
「俺が玉狛に入ると本部とのパワーバランスが崩れるって言ってたけど、その"A"って人がいたら元からパワーバランスは崩れてるんじゃないのか？」
確かにそうだ…
それで色々と大変なことになっているのに…
空閑や僕の疑問にレイジさんが契約があるんだと言う
「契約…？」
「本部との間にAは契約があるんだ
それがあるからこそ、Aは玉狛の隊員でいられる」
「"形だけ"って周りにはいわれてるみたいだけど、Aは玉狛の隊員よ、誰が言おうと」
そういう小南先輩にレイジさんたちは頷く
まだ会ったことはないが、Aさんという人はこの玉狛で大切にされているのだと思った
「とりあえず、Aには会ってから色々と聞いてみると良い」
そう言ったレイジさんがリビングの扉を開けた
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みっちゃん - 初コメです。面白いですね！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年4月7日 22時) (
レス) id: 9f39ea5d00 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - とーふ。さん» とーふ。さん>返事が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新が遅くなりがちですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！！（*^^*） (2015年8月16日 15時) (レス) id: 501906a74d (このIDを非表示/違反報告)
とーふ。 - 初コメ失礼します。とても読みやすくて良かったです！これからも頑張って下さい^ ^ (2015年7月15日 22時) (レス) id: cf5f103d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろ | 作成日時：2015年5月11日 9時
