story10 ページ12
Aside
「Aさん、すいません…太刀川さんが迷惑をかけて」
「いや、出水君のせいじゃないよ…それに目が覚めたし…」
「A眠かったの〜？」
「夜遅くの任務だったからね…国ちゃんは元気そうだね」
結局、太刀川隊の作戦室にお邪魔することになり、ソファに腰掛けながら
太刀川さんの代わりに謝る出水君とふんわりと喋る太刀川隊オペレーターの国近柚宇と、向こうで必死に課題を進めている太刀川さんを横目にお茶を飲んでいる
「えへへ〜新作のゲームが楽しくてね〜」
ふわふわと話す柚宇にそっかぁと私も笑みをこぼした
「そういえば、唯我君は…」
「あいつなら今日は用事があるとか」
「そっか、それはよかった」
出水君の言葉に安堵の溜息をつく
すると、あ〜と出水君は苦笑する
「Aさん、纏わりつかれてますもんね、アイツに」
「モテモテだね〜」
「………これモテてるって言うの」
二人の言葉に私は嬉しくない笑いをこぼした
なんでか知らないが、唯我君には会うたびに交際だとかなんやら申し込まれている
何度断っても諦めない姿勢には、ある意味尊敬の念を抱かずにはいられないほどにしつこい
本当にしつこい、正直うんざりしている
「そういえば、太刀川隊は今日は任務無いの？」
「いや〜…太刀川さんがあんな状態なんで…」
出水君の言葉に視線を向けるとうおおお！！と唸りながら課題を進めている太刀川さんを見て納得する
「Aさん、この後予定ありますか？」
「予定…あ、新隊員の訓練見学するって荒船と話したな…」
遊真と千佳ちゃんのことも見に行きたいし
そう考えて、立ち上がる
「後輩が今日入隊してるから様子見に行くね、お茶ごちそうさまでした」
「そっすか…また、来てくださいね」
「待ってるよ〜」
「ん、ありがとう、太刀川さんの課題が終わってて唯我君がいないときにまたお邪魔するね」
そう言いながら、二人に軽く手を振りながら作戦室をでた
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(はぁ〜)
(出水くん、残念だったね〜)
(へ！？いや、柚宇さん！？)
(でも、Aと一緒にいると楽しいよね〜)
(へ、あ…そ、すね…)
(は！Aどこいった！？)
((この人がしっかりしてくれればなー))
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みっちゃん - 初コメです。面白いですね！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年4月7日 22時) (
レス) id: 9f39ea5d00 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - とーふ。さん» とーふ。さん>返事が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新が遅くなりがちですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！！（*^^*） (2015年8月16日 15時) (レス) id: 501906a74d (このIDを非表示/違反報告)
とーふ。 - 初コメ失礼します。とても読みやすくて良かったです！これからも頑張って下さい^ ^ (2015年7月15日 22時) (レス) id: cf5f103d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろ | 作成日時：2015年5月11日 9時
