【そらる】都合のいい女。 (ページ18)

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夢主side

今日はいい日かも、なんて調子に乗って飲みすぎてしまった

酔ってるけど意識はちゃんとしてる

お酒を言い訳にして少し彼方にくっ付いていたらお互い倒れ込んでしまった

『かな、た…？』

なかなか退かなくてさすがに恥ずかしくなってきた時

『んっ…』

…キス、された？

え？なんで？キス？え？ちょっと待って考え追いつかない

彼方「…っは」

考えている間にも何度も角度を変えてキスをされる

『ふ、ｯん…』

彼方の服に縋ると、ゆっくりと離された

彼方「えっ、と…ごめん」

離れようとする彼方の服を掴む

『や…じゃない、から』

彼方「…？」

『も、ちょっと…して…』

思いがけず口に出た願い

一瞬驚いたような顔をしたけれど、すぐにまたキスが始まる

さっきのとは違う、長く深いキス

『んっ…あ、ｯ…ふ』

酸素を求めて薄く空いた口に、すかさず舌が入ってくる

私の舌を絡めたり、歯の羅列をなぞったり、まるで生きてるかのように彼方の熱い舌が動く

苦しくて甘い甘いキス

脳が溶かされ、何も考えられなくなる

『ふｧ、…んぅ…ｯあ』

彼方が顔を離すとどちらの唾液かもわからない銀の糸が切れる

『はぁ…っ』

彼方は息を切らす私をなんとも言えない顔で見た

もっとほしい

キスして、何も考えられなくなって、彼方でいっぱいになりたい

『も、…っと…して』

彼方「ばっ、か…その顔ｯ」

再び降り注ぐキス

身体に力は入らなく、彼方の唇に、舌に酔いしれる

『ひ…ぁっ！？』

突然耳に息を吹きかけられた

彼方「へぇ、耳…弱いんだ」

『ﾝｯ…ぁ』

すぐ耳元で聞こえる声にゾクゾクする

舐めたり、甘噛みされたり、耳たぶを吸われたりして遊ばれていると同時に、彼方の手が服の中に入ってきた

『ちょ、まっ…ｱｯ』

彼方「…待たない」

すかさず上の下着を外され、胸に手を這わせる

円を描くように全体を揉んだりしながら、耳への攻撃も忘れない

彼方は上の服を脱ぎ、気づけば私も脱がされていて、恥ずかしくて思わず腕で隠すけど、「隠さないの」と、両腕を頭の上にまとめられる

彼方「ん、もう立ってんじゃん」

と言いつつも全体や周りばかり触り、肝心の所は触れてくれない

彼方「…言わないと、触ってあげない」

…耳元で囁くなんていじわるだ

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