【そらる】都合のいい女。 (ページ13)

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彼方side

Aまふうらさかと遊んだ数日後

まふまふと打ち合わせの後、ご飯に来ている

ま「いやー結構伸びててよかったですね！」

彼方「そうだなー、コーラスとかも拘ったしいい曲に仕上がったもんな」

話のネタは先日あげたAtRのオリジナル曲

以前から制作していた恋愛曲は思いのほか動画の伸びがよかったのだ

ま「僕達、恋愛なんて殆ど無縁じゃないですか。毎回こういうコンセプトの曲作るの大変ですよね… 恋をしたのもされたのも何年前…いやむしろあったんですかね」

彼方「だよな～」

ま「僕はまぁここあちゃんがいるから…」

彼方「お前さ～それいつまで言ってんの？」

ま「いいんです～そらるさんにはAちゃんがいるからって余裕ぶらないでください～」

彼方「うらさかにも言われたけどさ～別にあいつとは何も無いんだって～」

ほんとみんなに言われるけどなんなんだ全く

ま「でもAちゃんはそらるさんのこと好きなんですよね～？」

彼方「まぁそう言われてるし一応付き合ってるみたいな感じだけど…でもどうせ長年一緒にいる好きって事だと思うんだよね」

俺も別にAの事は好きだけど

あくまでそれは幼馴染としてってことで

きっとあいつもそうなのに、幼馴染と彼氏の恋愛としての｢好き｣を混ぜて感じてるだけ

ま「…かわいそう」

彼方「なにが」

ま「いえ…そらるさんはもっと考えた方がいいと思うけどなぁ」

彼方「えー何を？」

｢もういいです｣なんて呆れたまふまふに言われる

今さら何を考えろって言うんだよ

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