私だけの王子様 (ページ1)

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1話ページ1

____カランカラン

朝の鐘の音で目が覚める

早いな、もう朝か…

…ん…？ふとお腹辺りに重みを感じて不思議に思い視線を下に向けると

「おはよ！A！」

そこにはニッコリ笑顔のフィルがいた

朝から元気だなぁと寝起きで回らない頭で考えていると、隣のベットから

「みんな起きてー！朝ごはん遅れるよー」

と、元気なエマの声が聞こえてきた

よし、私も食堂行くか！_____と、その前に

「A～、ひも結べないぃい…」

と泣いているフィルの靴紐を結んであげる

小さい子達のお世話は少し大変だけど、笑顔でお礼を言ってくれる所を見ると、全然大変じゃないなぁ

なんて事を考えながら食堂に向かうと、既にノーマンとレイがいた

「おはよ！レイ！ノーマン！」

「おはようA」とノーマン

「おはよA」とレイ

「____つーかエマ、お前歳いくつだ？5歳？」

「3人と同じ11歳だよ！！」

「エマってば子供みたいで可愛いんだからー笑」

「Aそれ馬鹿にしてない？！」

「そんなことないよ？！」

「嘘だぁ！！」

なんて話していると、後ろからどーん！と衝撃が走っ
た

…はぁあんたねぇ…と呆れながら後ろを見ると、予想的中。ドンがいた

「おいA！今日は俺の方が先に食堂に着いたんだぜ！だから今日は俺の言う事を1日聞け！」

と言われた。いやめんどくさ！！

「はぁー？なにそれ…めんどくさいんだけど！」

「いいじゃねえかよぉ！じゃあまた後で言うからその時はちゃんと命令聞けよな！」

とドンは自分の席に座った。何あの自分勝手なやつー！むかつくなぁ？！と思いながらも、ドンはいい兄弟なので聞いてあげてもいいか…と思う

____カランカラン

と、朝食の準備が出来たので、皆で一斉に食べ始める。

エマがフィルについているご飯をとってあげている様子を眺めながら朝食を食べ終えた