可哀想14 ページ14
焦凍side
親父に、もう1度アイツ…妹と手合わせをしろと言われ
前に行ったあの場所を目指していた。
「勝ちか…」
俺がそう呟くのには意味があった
もし、勝てれば高校は一人暮らししてもいいと
そう言われたんだ。
だから俺は前負けたあの悔しさを晴らしたいと、
親父から少しでも解放されたいと心の底から思うのだ。
「暑いな…」
外は雨など知らぬ顔で照らす太陽がいた
.
目的の場所には、女が1人。
アイツは見当たらない
「あの、」
俺は事務所の人であろう女の人に聞いた
「?あ!貴方が炎司さんの息子の焦凍君ね。初めまして。
貴方のお父さんの元で働かせてもらってるわ。
雄英から推薦なんて凄いわ。頑張って!」
この人は意外にもお喋りな人だった
「あ、ありがとうございます。ところで赤い髪の女知りませんか？」
「赤い髪?あぁ、Aちゃん?
Aちゃんならさっき家に戻ったと思うけれど…」
「(家…?)ありがとうございます。」
そう言って一旦外へ出た
多分俺の住んでる家とは違う家だと思う。
家で見掛けたことすらないし、
妹がいた事自体最近知ったばっかなんだ。
俺は無駄に広い家の日本庭園を歩き回っていた
すると、本当に家は小さいながらもあり
その玄関の近くにアイツがいた。
フラフラを歩く後ろ姿に
あぁ、アイツぶっ倒れるなとなんとなくこの後の未来が見えた
「……」
倒れそうな人をほっとく程俺の心は狭くない
俺は駆け足でその後ろ姿を目指した
グラッ
『あっ』
「!」
やっぱりアイツは倒れた
アイツの体が地面に近づいていくのがゆっくりに見え
俺は間に合えと、その手を伸ばした。
ガシッ
「…おい、お前大丈夫か。」
『…ぁ、』
間に合った。
コイツは昔のブラウン管テレビの様に意識が切れ
腕は下へ垂れ下がった
(体は燃えるような熱さだった。)
ーーーーーーーーーーーーーー
不思議に思われたらコメントください。
私自身とても勉強になるので。
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ふぐひらめ - 重力さん…好きぃ………。応援してます！そして、轟くんのお母さんは、公式で冷(れい)さんになっています！ (2023年2月13日 20時) (
レス) @page30 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 早く更新して下さい (2022年2月6日 21時) (レス) @page11 id: 21d26509af (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみにしてます…！ (2021年7月6日 23時) (レス) id: a28f1e7c3c (このIDを非表示/違反報告)
k.k - 勝己のお母さんの言葉、すごく泣けた。 (2020年8月27日 17時) (レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - んんん、なく、、大分更新してないのかな、、 (2020年8月4日 17時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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