嫌い15 ページ17
緑谷side
公園に寄っていいかと聞かれ
その問に僕は大丈夫だと答えた
数分歩き公園につくと誰もいない、
でもどこか新しいそんな公園だった。
ベンチに座るとAちゃんはさっき貰ったプリントを取り出した
なんで今書くんだろう?
『緑谷君。ちょっとペン貸してくれないかな』
「あ、うん!はい」
『ありがとう』
そう言ってAちゃんはプリントの空白を埋めていった
その間僕もプリントを終わらせようと思い書き始めた
プリントの内容はどこの学校でも同じような感じで、
出身小学校とか
頑張りたいこととか
入りたい部活とか
将来の夢とか
自分の個性、とか…
「……」
僕は
無個性
と、ただそれだけ書くと少し胸が苦しくなった
将来の夢も、苦しくなった。
書き終わり鞄にプリントをしまい、隣を見た
するとAちゃんと目が合い、瞳孔が一瞬開いて見えた
『終わったか?』
「あ、ごめんね!」
どうやらAちゃんはとっくに終わってたみたいだ
『…緑谷君に頼みたいんだけど、このプリント。
明日代わりに提出してくれないかな』
「うん。いいけど…明日来れないの?」
僕がそう聞くとAちゃんは、動揺を見せた
気がする…
『ちょっとな』
「…そっか」
きっと何かを隠してるんだ
知られたくない何かがあるんだ。
でも、まだ僕が聞いてはいけないような気がして
聞くなって言われてるような気がして
変に問い詰めたりはしなかった。
『じゃあ、また』
「うん。気を付けてね。バイバイ!」
『あぁ。ばいばい』
僕らは背を向けて帰っていった
僕は受け取ったプリントに挟まっていた
メモ用紙に書いてある住所を見ながら
この先に少し嫌な予感を感じた。
「なんで住所なんか渡すんだ…」
(君のこと僕は何も知らないね。)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 840人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トドロキ(プロフ) - メープルさん» 報告ありがとうございます！調べたらエンデヴァーでした…エンテヴァーと勘違いしていました。すいませんm(_ _)m (2017年10月8日 7時) (
レス) id: 9301eeba06 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - エンテヴァーではなく、エンデヴァーではないでしょうか？ (2017年10月5日 4時) (レス) id: 16de3291a2 (このIDを非表示/違反報告)
メープル - エンテヴァーではなく、エンデヴァーではないでしょうか？ (2017年10月5日 4時) (レス) id: 16de3291a2 (このIDを非表示/違反報告)
トドロキ(プロフ) - 瀬笈葉さん» コメントありがとうございます！あ、はい!行ってらっしゃい！応援ありがとうございます (2017年7月31日 23時) (レス) id: 9301eeba06 (このIDを非表示/違反報告)
瀬笈葉(プロフ) - ちょっとエンデヴァー殴ってきます！更新頑張ってください (2017年7月31日 23時) (レス) id: 947f234013 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
